三ツ橋敬子/いずみシンフォニエッタ大阪 定期
2月6日(土)いずみホールへ。
三ツ橋敬子/いずみシンフォニエッタ大阪、ソプラノ独唱:太田真紀で、
- レスピーギ:組曲「鳥」
- ベリオ:フォークソングスより第1,2,3,5,6,7,11曲
- シャリーノ:電話の考古学
- 西村朗:室内交響曲 第5番「リンカネイション(転生)」
開演前にロビーコンサートあり。

レスピーギはカラフルな音色だった。イタリアらしく太陽の光が燦々と降り注ぐイメージ。三ツ橋は快刀乱麻の指揮ぶりで、研ぎ澄まされた鋭さがあった。
ベリオの第1曲「私の彼は黒い髪」はアパラチア山脈に伝わる歌。ヴィオラ2台の伴奏が如何にもアメリカのフォークソングらしく、「大草原の小さな家」を彷彿とさせる。ベリオって管弦楽法が卓越しているなと感じた。
第5曲「よい天気になりますように」はシチリアに伝わる漁師の妻の歌。ここで太田は歌唱法を崩し、訛りたっぷりに海の女になり切った。ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「揺れる大地」(シチリア島が舞台)とか、女優アンナ・マニャーニ(無防備都市、ベリッシマ)のことが脳裏をよぎった。素晴らしい!
特殊奏法で電話のパルス音を再現する「電話の考古学」はけったいな音楽。
西村朗の新曲はソプラノ独唱付き。新古今和歌集が引用されている。考えてみれば輪廻転生をモティーフにした交響曲って欧米には皆無なわけで、如何にもアジア的でユニークな楽曲だなと想った。
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