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「ハイドン疾風怒濤の時代」園田隆一郎/大阪交響楽団 定期

1月26日(火)ザ・シンフォニーホールへ。園田隆一郎/大阪交響楽団の定期演奏会を聴く。オール・ハイドン・プログラムで、

  • 歌劇「無人島」序曲
  • 歌劇「アルミーダ」より「私があなたを愛しているのを分かって
    〜憎しみ、怒り、侮辱、苦しみが」
  • 交響曲第49番「受難」
  • シェーナ「ベレニーチェ、どうするの?お前の愛する人が
    死ぬというのに」
  • 交響曲第45番「告別」

ソプラノ独唱は砂川涼子。

ハイドンについて8年前に次のようなエッセイを書いた。

ハイドンに革命をもたらしたのはブリュッヘン/18世紀オーケストラの古楽演奏である。その後もアーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管、鈴木秀美/オーケストラ・リベラ・クラシカ、ラトル/ベルリン・フィル、ミンコフスキ/ルーブル宮音楽隊、アントニーニ/イル・ジャルディーノ・アルモニコらが溌剌とした新鮮な演奏で我々の耳を楽しませてくれた。

ところが!滅多に実演を聴けないプログラムで愉しみにして足を運んだコンサートだったが、何とも中途半端で締りのない、微温的アプローチで心底がっかりした。まるで20世紀後半のピリオド革命はなかったかのような、「一体全体、いつの時代の演奏だ!?」という代物だった。魚は陸揚げしたその場で食べるのが一番美味しい。しかし今回は「北海道で捕れた魚を関西まで運んできました」といった感じで、鮮度が明らかに落ちていた。ユーモアがあるべき「告別」終楽章の奏者がひとりひとりステージを去っていく演出も全く面白味がなく、拷問のような2時間だった。ただソプラノの砂川は劇的な歌唱で、唯一の救いであった。

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