今井信子(提供)ブラームスのクラリネット&ヴィオラ・ソナタ
12月1日(火)ザ・フェニックスホールへ。
ヒェン・ハレヴィ(クラリネット、イスラエル出身)、今井信子(ヴィオラ)、キム・ソヌク(ピアノ、韓国出身)で、
- モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲「ケーゲルシュタット」
- ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番
- クルターグ:R. シューマンへのオマージュ
- シューマン:おとぎ話
- ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第2番
- ミレーナ・ドリノヴァ(採譜)クリストフ・マラトカ(編曲):チャルダッシュ 第4番 (アンコール)
モーツァルトはのびやかで、ふくよかな演奏。
ブラームスのクラリネット・ソナタは深い音色で劇的。寂寞とした暗い情感から夢心地の極彩色まで変幻自在。
クルターグ(1926- )はルーマニア出身のハンガリー人作曲家。現代音楽なのだけど、和声の妙があって面白い。
シューマンの「おとぎ話」は微睡むメルヘン。「トロイメライ」に近い内容だと想った。滋味溢れるヴィオラと陰影に富むクラリネットの音がまろやかにブレンドされ、得も言われぬ趣があった。
ヴィオラ・ソナタはクラリネット・ソナタを作曲家自身の手で編曲したもの。渋いブラームスの曲想とヴィオラの響きがぴったり合っていた。
アンコールで演奏されたクリストフ・マラトカは1972年、プラハ生まれの作曲家。ピアノがツィンバロム(ハンガリーなど中欧・東欧地域に見られる打弦楽器)を彷彿とさせる和音を奏で、民族色豊か。丁々発止のやり取りがスリリングで愉快な音楽だった。
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