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2015年8月12日 (水)

アフター・アワーズ・セッション「東欧スペシャル」

8月11日(火)大阪倶楽部へ。関西在住のオーケストラ団員やフリーの演奏家が集まり1997年に結成されたアフター・アワーズ・セッションを聴く。

メンバーは日比浩一Vn. ギオルギ・バブアゼVn. 三木香奈Va. 日野俊介Vc. 植田恵子Fl. 大島弥洲夫Ob. 松原央樹Cl. 世古宗優Hr. 首藤元Fg. 右近恭子Pf.

  • ドップラー:リギの思い出(Fl. Hr. Pf)
  • マルティヌー:四重奏曲(Ob. Vn. Vc. Pf)
  • リゲティ:6つのバガテル(Fl. Ob. Cl. Hr. Fg)
  • ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 第2番
  • ヴァージャ・アザラシヴィリ:ノクターン(全員) アンコール

ドップラーは優雅でロマンティック。ルツェルン湖畔にあるリギ山の想い出を綴った曲だそう。可愛らしいフィンガー・シンバルも用いられた。

マルティヌーはトリッキーでひょうきん、戯(おど)けた曲。

リゲティはリズムが凝っていて面白い。ぶつかる音が効果的で先鋭。

ドヴォルザークのクインテットは清涼感があった。この曲は8月から作曲が開始されたそうで、夏に相応しい。また第2楽章など、ここぞという時にヴィオラが活躍し、美味しいところを持って行くなーという感じ(ドヴォルザークはプロのヴィオラ奏者としても活動した)。

アンコールは関西フィルのコンサートマスターでもあるギオルギ・バブアゼの出身国グルジア(日本国政府は2015年4月22日からジョージアGeorgiaへ呼称を変更)の作曲家ヴァージャ・アザラシヴィリのノクターン。これがまた美しくて素敵な曲なんだ!大いに気に入った。

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