アフター・アワーズ・セッション「東欧スペシャル」
8月11日(火)大阪倶楽部へ。関西在住のオーケストラ団員やフリーの演奏家が集まり1997年に結成されたアフター・アワーズ・セッションを聴く。
メンバーは日比浩一Vn. ギオルギ・バブアゼVn. 三木香奈Va. 日野俊介Vc. 植田恵子Fl. 大島弥洲夫Ob. 松原央樹Cl. 世古宗優Hr. 首藤元Fg. 右近恭子Pf.
- ドップラー:リギの思い出(Fl. Hr. Pf)
- マルティヌー:四重奏曲(Ob. Vn. Vc. Pf)
- リゲティ:6つのバガテル(Fl. Ob. Cl. Hr. Fg)
- ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 第2番
- ヴァージャ・アザラシヴィリ:ノクターン(全員) アンコール
ドップラーは優雅でロマンティック。ルツェルン湖畔にあるリギ山の想い出を綴った曲だそう。可愛らしいフィンガー・シンバルも用いられた。
マルティヌーはトリッキーでひょうきん、戯(おど)けた曲。
リゲティはリズムが凝っていて面白い。ぶつかる音が効果的で先鋭。
ドヴォルザークのクインテットは清涼感があった。この曲は8月から作曲が開始されたそうで、夏に相応しい。また第2楽章など、ここぞという時にヴィオラが活躍し、美味しいところを持って行くなーという感じ(ドヴォルザークはプロのヴィオラ奏者としても活動した)。
アンコールは関西フィルのコンサートマスターでもあるギオルギ・バブアゼの出身国グルジア(日本国政府は2015年4月22日からジョージアGeorgiaへ呼称を変更)の作曲家ヴァージャ・アザラシヴィリのノクターン。これがまた美しくて素敵な曲なんだ!大いに気に入った。
| 固定リンク | 0
「クラシックの悦楽」カテゴリの記事
- 映画「マエストロ:その音楽と愛と」のディープな世界にようこそ!(劇中に演奏されるマーラー「復活」日本語訳付き)(2024.01.17)
- キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル in 姫路(2023.11.22)
- 原田慶太楼(指揮)/関西フィル:ファジル・サイ「ハーレムの千一夜」と吉松隆の交響曲第3番(2023.07.12)
- 藤岡幸夫(指揮)ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番 再び(2023.07.07)
- 山田和樹(指揮)ガラ・コンサート「神戸から未来へ」@神戸文化ホール〜何と演奏中に携帯電話が鳴るハプニング!(2023.06.16)
コメント