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2015年7月 9日 (木)

ピッチ・パーフェクト ←ビッチじゃないよ!

映画「ピッチ・パーフェクト」を「ビッチ」と勘違いする人が続出している。ピッチ=音高、あばずれ女じゃないよ。

評価:C

1500_

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実はこれ、アメリカでは3年前に公開された作品である。あちらでは大人気で、「ピッチ・パーフェクト2」は、な、なんと!公開時に週末興行成績ランキングであの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を抑えて第1位に輝いた。これは本当に凄いこと。日本で長らくお蔵入りになっていたのは余り有名なスターが出ていないからだろう。ところがアナ・ケンドリックが「イントゥ・ザ・ウッズ」で人気が出て、雲行きが変わってきたというわけ。

大学のア・カペラ・コーラス部の物語。全米選手権みたいのがあって、決勝戦が開催されるのがニューヨークのリンカーン・センター。まぁ、「吹奏楽の甲子園」こと普門館みたいなものだ(耐震強度不足が判明したため、普門館で全日本吹奏楽コンクールが開催されることは今後一切なくなった)。ちなみにリンカーン・センターでは現在、渡辺謙主演のミュージカル「王様と私」が上演されている。

僕は音楽が好きだから、そこそこ愉しめた。しかし、決勝での嘘は耐え難かった。だって女性コーラスグループなのに、明らかに男声が入っているんだぜ!?メンバーのひとりが突然声変わりしたという設定だが、いくらなんでも無理やりだろう。それから無伴奏なはずなのに、明らかにリズムセクションの音が聴こえる。映画とは花も実もある絵空事だけれど、決して「虚構の中のリアリティ」を失ってはいけない。お粗末!

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