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悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46

評価:D

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アイドルのドキュメンタリー映画を観るのはこれで6作品目である。AKB48が4本、そしてSKE48が1本。AKBの第1作(監督:寒竹ゆり)は凡庸な駄作だったが、高橋栄樹監督に交代してから後の3作品は見違えるような完成度となり、特に第2作は「戦争映画」と評しても過言ではない位の凄まじい傑作であった(レビューはこちら)。また石原 真が監督した「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」もすこぶる面白かった。

で乃木坂46の登場だ。僕はバナナマンが司会するテレビ番組「乃木坂って、どこ?」を2011年10月の第1回放送から見ている。彼女たちの1stシングル「ぐるぐるカーテン」発売よりもずっと前の話だ。「乃木坂って、どこ?」の映像は今回のドキュメンタリーでも多々引用されている。

映画は死ぬほど詰まらなかった。生駒里奈、橋本奈々未、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花らの幼少期の写真とか母親の手記が流れるんだけれど、そんな情報はいらねぇーんだよ!生駒が小学生の時に虐められていて、両親には黙っていたとか、白石が中学生の時に不登校になったとか、どーでもいい。僕らが興味が有るのは彼女たちの現在であって、過去ではない。生駒が秋田県の出身中学校を訪ねて、古巣ブラスバンド部の後輩が彼女に歌(合唱)をプレゼントする場面を(一曲丸ごと)延々聴かせられたのには閉口した。これは一体、誰のための映画なのか??取材で集めた母親たちの言葉が全て西田尚美のナレーションで語られるのも意味不明。親の出る幕ではない。七福神経験者など、ごく限られたメンバーにしかスポットライトが当たらないのも考えものだ。作り方としてAKBドキュメンタリー第1作の駄目なやり方を愚かにも踏襲している。一方、「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」の場合は卒業生を含めて40人以上にインタビューを敢行している。そういうやり方でないと大局が見えない。井の中の蛙大海を知らず。乃木坂の2期生は完全無視。最後に申し訳程度に堀未央奈の名前が出てくるが、「バレッタ」で新センターに抜擢されて以降、ポジションが落ちる一方とナレーションで片付けられて、インタビューすらなし。これでは余りにも2期生たちが可哀想だ。松村沙友理のスキャンダルの扱いも生ぬる過ぎて煮え切らない。そもそも松村を解雇せずして、今年こそ紅白に出場できると運営陣は本気で考えているのだろうか?甘すぎる。

最低最悪、素材を生かし切れず、こんな代物を世に問うた監督の丸山健志は万死に値する。おととい来やがれ!

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コメント

久しぶりです。

俺はこの乃木坂のドキュメンタリーは
見てないんですが、乃木坂のことを
良く知らない人(俺も含む)が見ても分かりづらい
のかが気になります。

投稿: S | 2015年7月19日 (日) 16時56分

Sさん、こんにちは。

いや、分かりやすいですよ。逆に分かり易す過ぎて、コアなファンには詰まらない(意味がない)内容になっています。つまり、子供だましですね。

投稿: 雅哉 | 2015年7月19日 (日) 19時37分

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