関西弦楽四重奏団@大阪倶楽部
4月28日(火)大阪倶楽部へ。
関西弦楽四重奏団の演奏を聴く。メンバーは林 七奈(大阪交響楽団コンサートマスター)、田村安祐美(京都市交響楽団)、小峰航一(京都市交響楽団首席ヴィオラ奏者)、上森祥平(フリーランス)。チェロの上森氏はしばしば大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に客演首席奏者として登場している。
- モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番「春」
- ドビュッシー:弦楽四重奏曲
- ラヴェル:弦楽四重奏曲
モーツァルトは腰が重い演奏。もっと軽やかさが欲しい。
しかし印象派のふたりは打って変わって良かった!
ドビュッシーは低音が力強く、激しい情熱があった。音のうねりを感じた。
ラヴェルは彫りが深く、陰影に富む。時に(ヴィオラなどに)粗さを感じさせる瞬間があったが、全体としては息が合っている。聴き応えがあった。
この四重奏団は19世紀末〜20世紀の音楽が似合っているのではないだろうか?例えばエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトとかフランツ・シュミット、ツェムリンスキー、アルベルク・マニャールあたりの楽曲を今後聴いてみたい。
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