デュメイ休演〜関西フィル・スプリング・スペシャルコンサート
5月7日(木)フェニックスホールへ。
元々はオーギュスタン・デュメイが出演する予定だったが、体調不良のため休演となり、代演としてアンドラーシュ・ケラーがヴァイオリン&指揮を担った。彼はハンガリー生まれ。ケラー四重奏団の主宰であり、たまたまラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのために来日していたようだ。
曲目は当初予定されていたまま。上田晴子(ピアノ)と関西フィルのメンバーで、
- シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
- モーツァルト:3つのディヴェルティメント K136,137,138
「ます」第1楽章はゆったりして、たっぷり歌う。第2楽章はリズムの刻みが引き締まった演奏。第3楽章スケルツォは筋肉質。第4楽章、歌曲「ます」による変奏曲は小川の透明感があり、清冽。
ディヴェルティメントは流麗で清新、ニュアンス豊か。対向配置でもピリオド・アプローチでもないのに、どうしてこんなに魅力的に響くのだろうと驚いた。ただ全体的に関西フィルの弦がドライで、もう少し潤いがほしいと想った。
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