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グラズノフの田園交響楽〜児玉宏/大阪交響楽団 定期

2月18日(水)ザ・シンフォニーホールへ。

児玉宏/大阪交響楽団の定期演奏会を聴く。ピアノ独奏は田部京子

  • ウォルトン:組曲「ヘンリー5世」
  • マルトゥッチ:ピアノ協奏曲 第1番
  • グラズノフ:交響曲第7番「田園」

児玉シェフらしい、一癖も二癖もあるプログラム。

「ヘンリー5世」はローレンス・オリヴィエ監督・主演の映画音楽である。第1曲「序曲、グローブ座」は重厚なファンファーレで始まり、一転して楽しい行進曲へ。第2曲「パッサカリア、ファルスタッフの死」は沈鬱で品がある。イギリスとフランスの戦闘を描く終曲は格調高い。Noble(気高い、高潔)なウォルトンの音楽を堪能した。

マルトゥッチは珍曲であり、恐らく田部がこれを弾くのは今回初めてなのではないかと思われるが、暗譜だったので驚いた。演奏はいいのだけれど、如何せん曲が冗長に感じられた。

マルトゥッチもそうだけれど、グラズノフ(1865-1936)の田園交響楽は初めて聴いた。そのオーケストレーションは色彩感に溢れ、リムスキー=コルサコフ的近代性が感じられる。考えてみたら教え子にショスタコーヴィチがいるのだから当然か。第1楽章は明らかにベートーヴェンの第6番を意識しており感興を呼び起こす。時にハーモニーはロマンティックな様相を呈する。ロシアらしく雪どけの春を連想させ、ひやっと身が引き締まる想いがした。宗教的コラールの第2楽章は見渡すかぎりの大氷原。ロシアの冬の厳しさが描かれる。第3楽章のスケルツォはちょっとブルックナー風?そして祝祭的な終楽章は賑やかに。これは大いに気に入った。

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