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樫本大進×エリック・ル・サージュ/フランス&ベルギー音楽の夕べ

1月13日(火)、いずみホールへ。

樫本大進(ヴァイオリン)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)で、

  • ォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
  • プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
  • フォーレ:ロマンス
  • フランク:ヴァイオリン・ソナタ
  • フォーレ:子守唄(アンコール)
  • マスネ:タイスの瞑想曲(アンコール)

ベルリン・フィル第1コンサートマスターである樫本の演奏を生で聴くのはこれが2回目。

上記ブログにも書いたが、ピリオド・アプローチを無視した彼のベートーヴェンは何だかぼんやりした印象で、全く感心しなかった。しかし今回は違った。

フォーレは夢見るような、花の香がした。上品かつ清廉。そしてピアノの柔らかいタッチ、しなやかな響きにも魅了された。さすがレ・ヴァン・フランセでも活躍する名手である。

スペイン内戦で殺された詩人ガルシア・ロルカに捧げられたプーランクのソナタ(1944年ドイツ占領下のフランスで作曲された)には熱気と色気があった。

ベルギー人フランクの作品は「フランス文化圏」ということで無理やり「フランス音楽」に分類されているが、それじゃ坂本龍一がニューヨークで作曲したものはアメリカ音楽なのか?ヘンデルがイギリス移住後に作曲した「水上の音楽」や「メサイア」は?馬鹿げている。ベルギー人に対して失礼だ。

樫本は淡い色彩でそこはかとない情感を描く。衣の肌触り。幽き世界。しかしそこには確かな一本の芯が通っている。お見事!

樫本とフランス&ベルギー音楽の意外な親和性に驚嘆した夜であった。

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