アルカント・カルテット@兵庫芸文
9月28日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。
アルカント・カルテットは2002年に結成。チェロの名手ジャン=ギアン・ケラスが参加していることで名が知られている。
- ベルク:弦楽四重奏のための「抒情組曲」
- ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉
アルバン・ベルクの「抒情組曲」は現在、不倫音楽だということが判明している(お相手は彼がプラハで出会ったハンナ・フックス・ロベティン夫人)。カルロス・クライバーの伝記を読むと、何とカルロスの実の父親はベルクという根強い噂まであるそうだ!
芳醇で明晰、知的な演奏。アンサンブルの丁々発止のやりとりに魅了される。
ハイドンは気持ち良いくらい見事にピリオド・アプローチ!毅然とした音で切々と魂に訴えかけてきた。
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