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2014年11月 8日 (土)

ミュージカル「ミス・サイゴン」2014(映画化についても言及)

「ミス・サイゴン」2014@フェスティバルホールについてのレビューを書いていなかったので遅ればせながら。今までの観劇歴については下記記事に詳細に書いた。

今回観たキャストは以下の通り。

M2

M1

本当はエンジニア:市村正親でチケットを購入していたのだが、その後市村が早期胃癌治療(腹腔鏡手術)のため降板し、筧利夫が代演した。

フランス系ベトナム人のエンジニアといえば市村の印象が強すぎて、申し訳ないけれど筧利夫と駒田一はどちらも物足りなかった。何だか下品なんだよね。確かに女衒の役だから卑しくてもいいのだけれど、市村やロンドン・オリジナルキャストのジョナサン・プライスにはもっと品があった。人間としての誇りというか。身のこなし、ダンス力の差かも。

2011年にミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観た時から昆 夏美のキムには期待していた。確かに歌は上手いのだが、全身全霊を傾けて炎と化した魂をぶつけてくる笹本玲奈には敵わないなと想った。

クリス役の原田優一、上野哲也はどちらも充分な歌唱力があり、甲乙付け難し。

市村さん、次の再演では必ず戻ってきてください。

さて、9月22日にロンドンで「ミス・サイゴン」上演25周年を記念したガラ・パフォーマンスが開催され、オリジナル・キャストのレア・サロンガ(キム)、ジョナサン・プライス(エンジニア)、サイモン・ボウマン(クリス)らが登場、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュは映画化についても言及したらしい。その時の写真は→こちら

ミュージカル「レ・ミゼラブル」の映画版が世界的大ヒットをしたのを受けて、「ミス・サイゴン」のプロジェクトも本格的に動き出した模様。必ずいいものが出来るとキャメロンは自信満々だ。

エンジニアを今なら誰が映画で演じられるか?とアジアの役者を見渡したところ、(世界的知名度も考慮して)僕は一人の名前しか思いつかなかった。Ken Watanabe -考えてみたら渡辺謙は来年、ブロードウェイの「王様と私」に出演予定で、それってもしかして「ミス・サイゴン」への前哨戦なのでは!?

ちなみにキャメロン・マッキントッシュは「僕は映画版『オペラ座の怪人』(2004)に一切関われなかったのだけれど、正直言えばもっと違ったやり方で映画化したかったんだ」とコメントしている。ひょっとしてリブート(再起動)あるかも!?その時はヒュー・ジャックマンを希望。

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