映画「ホットロード」
評価:C-
映画公式サイトはこちら。
原作が紡木たくの漫画とのことで、僕はてっきり少年漫画だと勘違いしていた。名前から判断して作者が女性だと思っていなかったのである。映画を観ている途中で、「エッ、これって少女漫画??」と気がついた。内容が甘いのだ。こんな状況下で、死人が一人も出ないということ自体が不自然だ。あと基本的に暴走族の話でありながら、「いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)」という少女の夢を描くお伽話仕立てになっており、鼻白んだ。
恐らく原作者も三木孝浩監督もバイクに対する思い入れが全くないのであろう。オートバイ(=現代の馬)に乗り、風になることへの快感が全く描かれていないことに失望した。三木監督が私淑する大林宣彦監督の傑作「彼のオートバイ、彼女の島」(知る人ぞ知る、あの竹内力のデビュー作!)にはそれがあった。これは致命的欠陥である。
撮影当時20歳の能年玲奈が中学生という設定には仰天した。悪くはないが演技が「あまちゃん」と変わらない気がした。相手役の登坂広臣はなかなか良かった。女子に人気が出るのでは?また木村佳乃演じる身勝手な母親がはまり役だった。
嫌いではないが、総じて残念な出来であった。
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