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2014年6月10日 (火)

ラ・プティット・バンドのJ.S.バッハ

6月2日(月)ザ・シンフォニーホールへ。
ラ・プティット・バンドの演奏でオール・大バッハ・プログラム

  • 管弦楽組曲 第1番 10人によるアンサンブル(うち弦6人)
  • ブランデンブルク協奏曲 第5番 7人(弦5)
  • 管弦楽組曲 第3番 14人(弦7)
  • 管弦楽組曲 第2番 6人(弦4)
  • 管弦楽組曲 第4番 16人(弦7)

基本的にシギスヴァルト・クイケンが第1ヴァイオリンを担当したが、ブランデンブルクの5番のみヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾いたので、ここでは娘のサラ・クイケンがファーストを担った。

シギスヴァルトはいわば20世紀におけるバロック・ヴァイオリニストの元祖みたいな存在であり、彼の前に古楽奏法をする人は皆無に等しかった。日本の名手、寺神戸亮や若松夏美らは彼のもとで研鑽を積んでいる。

だからシギスヴァルトの演奏には全く文句のつけようがないのだが、はっきり言って娘のサラは二流である。ブランデンブルクのソロも大人し過ぎて物足りなかった。

才能がない家族を起用する彼の姿勢はフランシス・フォード・コッポラ監督が「ゴッドファーザー PART III」で撮影直前に降板したウィノナ・ライダーの代わりに娘のソフィア・コッポラを抜擢したあの悪夢を想い出させる。芸術家にとって(肉親への)温情は最大の敵である。

少人数による演奏なのでスッキリした響きで透明感があった。特に各パート1人に絞った組曲 第2番には潔さを感じたし、スティーブ・ジョブズの座右の銘”洗練を極めると簡素(simple)になる”を想い出した。

逆に人数の多い組曲 第4番は晴れやかで祝祭的気分があった。

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