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ダラス・バイヤーズクラブ

評価:B+

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アカデミー賞は作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・メイクアップ賞・編集賞と6部門にノミネートされ、主演&助演男優、メイクアップの3部門で受賞した。

実在のロン・ウッドルーフを主人公にした実話である。アカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーは役作りのために22kg減量したとか。

アカデミー助演男優賞を受賞したジャレッド・レトはゲイ役で、妖艶で女そのものという感じだった。またアカデミー賞授賞式には母親同伴で出席しており、「この人本当にゲイなのかな?」と思い調べてみたら、過去にキャメロン・ディアスとかスカーレット・ヨハンソンと付き合っていたそうなので真性ストレートだね。しかも、めっちゃモテモテやん!

AIDSをテーマにした映画はトム・ハンクスがアカデミー賞を受賞した「フィラデルフィア」とかあるが、ぼくは「ダラス・バイヤーズクラブ」の方が断然好きだな。主人公がpositive thinkingの人で、決して諦めることなく生への執念が感じられるところが良かった。

AIDSの抗ウィルス薬AZTについてはミュージカルRENTにも登場するので、名前は知っていた。しかし副作用が強くいろいろ問題があったという事実はこの映画で知った。RENTの時代設定は1989-90年であり、「ダラス・バイヤーズクラブ」はAZTの治験(二重盲検試験、Double blind test)が行われていた1985年から物語が始まる。

主人公はテキサスのカウボーイで、ここは非常に保守的な地域。彼はストレートのHIV感染者であり、ゲイに対し強い偏見を持っている。ゲイを指す差別用語Faggot(オカマ野郎)が頻繁に出て来て、彼がAIDSだと知った仕事仲間から侮辱されたりもする。そんな主人公が病気を契機に真当な人間に変わっていく。そこが面白かった。

人生に遅すぎる時なんてない。何時からだってやり直せるんだ、という強いメッセージがこの映画には込められている。

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コメント

雅哉さん、こんにちは。
マシュー・マコノヒーも、ジャレッド・レトも、とても魅力的な演技でしたね。主演・助演男優賞も納得です。
ジャレッド・レトはバンド活動の方が有名ですが、俳優としての彼のほうが好きです。

下世話なお話しですが、本編に登場したセクシーなお姉さんたちのバストが控えめなのが、時代を表していてリアルで印象的でした^^;

投稿: mai | 2014年3月10日 (月) 10時11分

maiさんコメントありがとうございます。本作でのジャレッド・レトは妖艶で、アカデミー賞授賞式における彼とはまるで別人に見えました。

女性の肌の露出についてはむしろ1970年代を舞台にした「アメリカン・ハッスル」の方が大胆でした。ニューヨークに近いアトランティック・シティと、保守的な南部にあるダラスという土地柄の違いもあるのかも知れません。

投稿: 雅哉 | 2014年3月10日 (月) 11時06分

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