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2014年アカデミー賞大予想!

日本時間の3月3日に米アカデミー賞授賞式が開催される。

過去4年間、僕がアカデミー賞を予想したうち的中した数は全24部門中、最低18部門、最高20部門である。予想で重要なことは作品の理解度とか審美眼とかでは全くなく、あくまで情報収集及び分析能力である。時には投票するアカデミー会員の行動心理も分析する。これらの作業が95%。残りの5%は映画を観た上での直感。しかし、オスカー・ナイトまでに日本未公開の作品が毎年少なからずあるので、この直感が行使出来ないのが辛いところ。今年は「それでも夜は明ける」(←ダサい邦題。原題は12 Years A Slave)がそれに該当する。オスカー効果を狙い、公開時期を遅らせている配給会社の意図は理解出来るが、僕たちから予想する楽しみを奪っていることも忘れないで欲しい。

では第86回アカデミー賞の受賞予想である。相当自信がある(鉄板)部門には◎を付けた。過去に僕がレビューを書いた作品はタイトルをクリックすればそちらに飛ぶ。

作品賞:それでも夜は明ける
監督賞:アルフォンソ・キュアロン「ゼロ・グラビティ」◎
主演女優賞:ケイト・ブランシェット「ブルージャスミン」◎
主演男優賞:マシュー・マコノヒー「ダラス・バイヤーズクラブ」◎
助演女優賞:ルピタ・ニョンゴ「それでも夜は明ける」◎
助演男優賞:ジャレッド・レトー「ダラス・バイヤーズクラブ」◎
脚本賞(オリジナル):her/世界でひとつの彼女
脚色賞(原作あり):それでも夜は明ける
視覚効果賞:ゼロ・グラビティ
美術賞:華麗なるギャツビー
衣装デザイン賞:華麗なるギャツビー
撮影賞:エマニュエル・ルベツキ「ゼロ・グラビティ」◎
長編ドキュメンタリー賞:アクト・オブ・キリング
短編ドキュメンタリー:The Lady in Number 6
編集賞:キャプテン・フィリップス
外国語映画賞:追憶のローマ(イタリア)◎
音響編集賞(Sound Editing):ゼロ・グラビティ
録音賞(Sound Mixing):ゼロ・グラビティ
メイクアップ賞:ダラス・バイヤーズクラブ
作曲賞:スティーヴン・プライス「ゼロ・グラビティ
歌曲賞:Ordinary Love 「マンデラ -自由への長い道-」
長編アニメーション賞:風立ちぬ
短編アニメーション賞:ミッキーのミニー救出大作戦◎
短編実写映画賞:The Voorman Problem

監督賞は「ゼロ・グラビティ」のキュアロンで確定。間違いない。しかし全然分からないのが作品賞。「それでも夜は明ける」と「ゼロ・グラビティ」が拮抗しており、予断を許さない。僕としてはどうしても「ゼロ・グラビティ」に獲って欲しいのだが……。昨年は作品賞の「アルゴ」が鉄板で監督賞が混迷していた(僕はアン・リーを的中させた)ので逆パターンだ。

最多受賞は「ゼロ・グラビティ」で6±1部門。同じく最多10部門ノミネートだった「アメリカン・ハッスル」は無冠と予想する。穫れたとしても脚本賞1部門止まりだろう。オスカーはコメディに冷たいのだ。

ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督と撮影監督のエマニュエル・ルベツキは「リトル・プリンセス」(1995)の頃から大好きだったので、ふたり同時受賞は素直に嬉しい。世間では無視されたこのコンビによる近未来SF「トゥモロー・ワールド」も僕のお気に入り。

今回の予想で大冒険なのが長編アニメーション部門。巷では「アナと雪の女王」が本命視されている。でも僕は宮﨑駿監督にもワン・チャンスあると信じている。いや、日本人なら同胞を応援しないと!

歌曲賞も本命は「アナと雪の女王」と言われているが、僕には些か古めかしく感じられる。アラン・メンケンが作曲した「美女と野獣」「アラジン」の時代から進歩がないんだよね。ここはアカデミー会員の好みから考えてU2の"Ordinary Love"を推す。

作曲賞にノミネートされた楽曲で僕のイチオシはジョン・ウィリアムズの「やさしい本泥棒」だ。美しい。しかし如何せん地味な作品なので受賞は難しい。そこで「新しい」と感じさせる「ゼロ・グラビティ」に賭ける。

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