八方・南光の会@動楽亭
11月26日(火)動楽亭へ。
- 月亭八斗/四人癖
- 月亭八方/堀川
- 桂 南光/居残り
- 八方・南光/トーク「男の道楽噺」
八斗はリズム感が悪く、ダレた。あと四人の癖にはかなり不自然なものもあるので、アレンジしてもいいんじゃないかな?
「堀川(近頃河原の達引)」は元々・文楽/歌舞伎の作品で、それを二代目・林家菊丸が落語にしたのだそう。八方曰く、「言葉が悪いかもしれないけれどパクリ・模倣芸なのです」と。噺に登場する喧嘩極道が八方のニンに合っていて、すごくよかった。「おもろない噺やから、これが最後かも知れない」と語っていたが、いやいやまた聴かせて欲しいな。ただ「毎晩トラになる」というサゲが分かり辛かった(=酒に酔うこと)。
「居残り」は江戸落語「居残り佐平次」を上方に移植したもの。佐平次という名前は出てこない。ちなみに「居残り佐平次」は川島雄三監督の映画「幕末太陽傳」の原作としても有名。
南光は遊郭の用語「初会(しょかい)」→「裏を返す」→「居続け」→「居残り」についてマクラでひと通り解説。
また「佐平次」というのは文楽の楽屋用語/隠語で「いい加減な奴・信用ならない輩・ペテン師」といった意味だそうだ。勉強になった。上方に舞台を変えたネタの方も違和感なく、「やっぱり落語の魅力は人間の業(駄目なところ/だらしないところ)の肯定(by 立川談志)だなぁ」と愉しく聴いた。
トークの方は八方が借金で困っていた時に藤山寛美から一千万円の札束を見せられ「欲しいだけ持っていけばいい」と言われたエピソードとか、以下ちょっとネットには書けない大人の話(18禁)満載で盛り上がった。大満足!
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