繁昌亭昼席(11/14)
- 桂団治郎/つる
- 林家笑丸/松山鏡
- 桂福楽/田楽喰い(ん廻し)
- 旭堂南左衛門/寛永三馬術 梅花の誉れ(武芸講談)
- 笑福亭遊喬/犬の目
- 桂蝶六/豊竹屋
- 正司敏江/漫談
- 桂文也/野ざらし
- 林家うさぎ/ふぐ鍋
- 笑福亭三喬/くっしゃみ講釈
団治郎(2009年入門)は流暢で達者。感心した。
正司敏江はなんと美空ひばりの歌を三番まで歌い、殆どの持ち時間を費やした。呆れた。老人ホームのカラオケ大会じゃないんだから。多分もう二度と繁昌亭からお声は掛からないだろう。
続いて登場した文也、「ワン・コーラスでやめりゃいいのに」に爆笑。「多分何も考えずに舞台に上がったんでしょうな」と毒舌が続く。この人は客いじりが巧みで、その嫌味な感じに拒否感を抱く聴衆もいるだろうが僕は好き。なんか京都っぽい(京都市在住)。「はてなの茶碗」の茶金さんとか「京の茶漬け」の登場人物を想い出す。ブラック・ユーモアがあり、ネタの方もリズム感があってすこぶる面白かった。
三喬の「くっしゃみ講釈」もさすがの上手さで、話芸の愉しさを堪能した。
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コメント
いつも楽しく拝見しております。
文也師匠の冒頭の、
「ワン・コーラスでやめりゃいいのに」
「多分何も考えずに舞台に上がったんでしょうな」
今週毎日言うてはります。ネタですのでご安心ください。
ちなみに今日も言うてはりました。
投稿: 名無権兵衛 | 2013年11月17日 (日) 00時40分
名無権兵衛さん、コメントありがとうございます。
拙ブログで一番人気がない(アクセスが少ない)のは落語のコンテンツなんです。そしてどうも落語ファンよりも、プロの噺家に読まれているふしがあります。
嬉しいような、ちょっと怖いような、複雑な心境です。でも歯に衣着せず感じたことを率直に書く姿勢は貫くつもりです。当り障りのない感想文って、読んでてちっとも面白く無いですから。
投稿: 雅哉 | 2013年11月17日 (日) 20時44分