堀米ゆず子/バッハ&ブラームス プロジェクト 《全6回シリーズ》
10月20日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。
堀米ゆず子(ヴァイオリン)、山口裕之(第二ヴァイオリン)、小倉幸子(ヴィオラ)、辻本玲(チェロ)、リュック・ドゥヴォス(ピアノ)で、
- ブラームス/ピアノ五重奏曲
- ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ 第3番
- J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番
- J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番よりラルゴ
(アンコール)
バッハ&ブラームス プロジェクトの第1回目。
ブラームスのクインテットは強く訴えかけてくる雄弁な演奏。特にチェロが素晴らしい。第3楽章なんか獰猛に挑みかかってくるような印象を受けた。第4楽章は音楽がうねる。ただヴィオラがおとなしかったのが残念。他の奏者が肉食系なのに対し、ヴィオラだけ草食系という感じ。
ブラームスのソナタは内省的。苦渋の表現をじっくりと味わった。
ヴィブラートを抑えたバッハもなかなか良かった。
日本の弦楽奏者は非常に優秀で、堀米さんをはじめ世界的にもトップ・クラスの人が多く、わざわざ高い料金を払って外国人演奏家を聴く必要がないのがありがたい。今回は3,000円也。このシリーズはこれからも足を運ぶつもり。
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