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2013年10月26日 (土)

大阪交響楽団でドビュッシー三昧

10月8日(金)ザ・シンフォニーホールへ。

矢崎彦太郎/大阪交響楽団でオール・ドビュッシー・プログラムを聴いた。

  • 牧神の午後への前奏曲
  • ピアノと管弦楽のための幻想曲
    デュラン新全集版(クリティック・エディション)
  • バレエ音楽「遊戯」
    デュラン新全集版(クリティック・エディション)
  • 交響詩「海」
    デュラン新全集版(クリティック・エディション)

矢崎さんはフランス音楽のスペシャリスト。これまでも大阪交響楽団と組んでフランスものの卓越した解釈を聴かせてくれたが、今回も申し分なかった。トレビアン!

しばしば聴く機会のある「牧神」と「海」を最初と最後に持ってきて、珍しい「幻想曲」と「遊戯」を挟む構成。「幻想曲」が20歳代、「牧神」が30代、「海」が40代で「遊戯」が50代の作曲。作風の変遷がわかる趣向も面白い。

牧神の午後への前奏曲」はフルートの柔らかく円やかな音色が魅力。小林志穂さんの妙技が光る(関西では小林さんと日本センチュリー交響楽団のニコリンヌ・ピエルーがツートップだと想う)。ゆったりしたテンポで、押しては引くさざなみのような解釈。

幻想曲」のピアノ独奏は児玉麻里さん。オレンジ色の変なドレスで「何じゃそりゃ!?」と想ったが、演奏は達者。繊細で軽やか。第3楽章アレグロ・モルトはノリノリだった。

遊戯」には艶かしい色気と躍動感があった。

」は光と影が織りなす濃淡のグラデーションが魅力的。

フランス印象派と一括りにされるが、音色の濃淡が特徴的なドビュッシーに対し、ラヴェルは色彩感がカラフルである。この違いはラヴェルの性癖に由来するのではないかと僕は考えている。

一方、ドビュッシーがイメージした北斎の木版画「神奈川沖浪裏(富獄百景)」はそれほど多くの色を用いていない。

Sea

ドビュッシーの個展ともいうべき、小粋で素敵な演奏会だった。

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