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ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(古川雄大×城田優×フランク莉奈)

10月24日(木)梅田芸術劇場へ。

フランス産ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観劇。

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前回(2011年)の感想は下記。

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とにかく小池修一郎(宝塚歌劇団所属)の演出が素晴らしい。古代ローマ遺跡の修復現場(現代;スマホも登場)にキャピュレット家とモンタギュー家の亡霊が立ち現れ闘争を繰り広げているという設定で、人と人(国家と国家)の諍いは古(いにしえ)から絶えることなく繰り返されているという物語の普遍性を表現している。また「死」のダンサーは上半身裸で長髪。これはモーリス・ベジャール振付の「ボレロ」を踊ったジョルジュ・ドンを彷彿とさせるし、十字架上のイエス・キリストも暗示している(「死」の背中には十字架が描かれている)。この戯曲はロミオとジュリエットの死で両家が和解に至るのだが、それはつまりイエスが自らの死をもって人類を救済することになぞらえている訳だ。読みが深い。

ロミオ:古川雄大の第一印象は「背が高っ!(181cm)」「顔が小さっ!」顔は松田翔太に似ているかな。優男でロミオに合っていると想ったが、ただ声の張りや声量がないのが残念だった。「君は石丸幹二か!?」と内心でツッコミを入れた。

ジュリエット:フランク莉奈は特にラストの霊廟の場面などフランス人形みたいに美しく可憐で、ため息が出た。もうそれだけで充分だ。

城田優(身長190cm)の「キレた」ティボルトは最高だった。観ていてニヤニヤした。立ち姿が決まっていて耽美。3年前に彼のロミオを観たときは歌に不満があったのだが、ボイス・トレーニングを積んだのか随分上手くなった。今回は文句なし!来年のファントムも愉しみだ。

キャピュレット卿:石川禅の歌は聴き応えあり、演技に味がある。

またアンサンブルのダンスが凄かったことも特筆しておきたい。

演出を含め日本演劇界のレベルの高さを見せつける傑出した作品である。思い返せば僕が舞台ミュージカルを初めて観たのは高校生の時、劇団四季の「ウエストサイド物語」@倉敷市民会館だった。今では考えられないことだが、あの頃はバックダンサーが転倒したりしていた。隔世の感がある。

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