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2013年10月21日 (月)

シリーズ《映画音楽の巨匠たち》 第2回/ジェリー・ゴールドスミス 篇

前回から何と3年経過していた!

まずジェリー・ゴールドスミスについて記事を書きたいと想った切っ掛けについて語ろう。

先日WOWOWで「ニュースルーム」を観た。映画「ソーシャル・ネットワーク」を書いたアーロン・ソーキン企画・脚本でケーブル・ニュースの舞台裏を描くテレビ・ドラマだ。福島原発事故も取り上げられている。その第5話「ジャーナリストの条件」の番組企画会議の場面で映画「ルディ/涙のウィニング・ラン」が話題となり、それが実は伏線でラストに絡んでくる展開となる。僕は「ルディ」の音楽が大好きでサントラCDを25年くらい前から所有している。しかし映画を観たことはなかったので、この機会にレンタルしてみた。でも感心しなかった。体と体がぶつかり合うアメフトはあくまで獰猛な狩猟民族のスポーツだなと想った。日本人のような穏やかな農耕民族にはどうも性が合わない。だから我が国では人気がない。でもやはりジェリーの音楽は最高だった(試聴は→こちら!)。

ジェリー・ゴールドスミス(1929-2004)は気の毒な作曲家だ。シンフォニックな映画音楽を得意としたが、ジョン・ウィリアムズ(1932- )と同時代に生きたため、目立たない「知る人ぞ知る」存在だった。ジョンが光ならジェリーは影。太陽と月のような関係だった。ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグとの美味しい仕事は全てジョンに持って行かれ、ジェリーが担当するのはどちらかと言えばB級作品。ジェリーの朋友というべき映画監督はフランクリン・J・シャフナー(「猿の惑星」「パットン大戦車軍団」)だが、やはりスピルバーグと比べると弱いよね。トランペット・ソロによる勇壮な「スター・トレック」(1979)のテーマなんか、プロデューサーから「『スター・ウォーズ』(1977)みたいな曲を書いてよ」と依頼されたことが透けて見えるし、ジョンが「スーパーマン」(1978)で大ヒットを飛ばし、その後塵を拝したジェリーは「スーパーガール」(1984)の音楽をひっそりと担当している。「エイリアン」エンド・クレジットの音楽は勝手にハワード・ハンソン/交響曲 第2番「ロマンティック」に差し替えられるし、「レジェンド/光と闇の伝説」の音楽はスタジオの要請でタンジェリン・ドリームに全てに差し替えられるし(アメリカ公開版)、散々である。ジョン・ウィリアムズがこんな扱いを受けてことは一度もない。ジョンがアカデミー賞を5回受賞しているのに対し、ジェリーは1回のみ。余りにも不当な過小評価であろう。

ベストテンを選ぼうと想ったが、収まり切らなかった。

  1. カプリコン・1(1978)
  2. オーメン(1976)
  3. いつか見た青い空(1965)
  4. トゥルーナイト(1995)
  5. エイリアン(1979)
  6. 海流のなかの島々(1977)
  7. アンダー・ファイア(1983)
  8. チャイナタウン(1974)
  9. ルディ/涙のウイニング・ラン(1993)
  10. パピヨン(1973)
  11. スター・トレック(1979)
  12. 氷の微笑(1992)
  13. 猿の惑星(1968)
  14. ブルー・マックス(1966)
  15. 風とライオン(1975)

主要な作品は抑えているつもりだ。多くのジェリー・ファンにも納得できるチョイスの筈だと自負している。「『トータル・リコール』(1990)がどうして入っていないんだ!?」という怒りの声が上がるかも知れない。いや、あれは確かに名曲だけど「カプリコン1」そっくりだから……。「L.A.コンフィデンシャル」(1997)も「チャイナタウン」と被るから入れなかった。

カプリコン・1」 中学生の時におそらく僕が初めて聴いたジェリーの音楽。様々な映画音楽を集めたコンピレーション・アルバム(LPレコード)に収録されていた。衝撃を受けた。打楽器を中心に繰り広げられる血沸き肉踊るドコドコ・サウンド。低音金管群のパンチが効いた先鋭なリズム。燃えるね。映画本編を観れたのはそれから10年後くらいだが、こちらも面白かった。まず間違いなくピーター・ハイアムズ監督の最高傑作だろう。僕はこれを当時所属していた吹奏楽部で演ろうと中学校に録音テープを持参し力説したが、あっさり却下された。今では懐かしい想い出だ。また上述したが「トータル・リコール」も同趣向の楽曲である。試聴は→こちら

オーメン」 アカデミー作曲賞受賞。後にも先にもジェリーがオスカーを獲ったのはこれだけである。悪魔の賛美歌が戦慄的!素晴らしい。試聴は→こちら

いつか見た青い空」 口笛のイントロがいい(虹の彼方に)。そして呟くように密やかに弾かれるピアノの旋律。寂しいけれど清々しい名曲。アカデミー作曲賞ノミネート。試聴は→こちら

トゥルーナイト」 5世紀のイギリス。アーサー王と円卓の騎士の物語。兎に角、音楽が高貴!匂い立つ気品。エルガーの「威風堂々」やウォルトンの「王冠(戴冠行進曲)」「宝玉と王の杖」を彷彿とさせる。だからといって決して真似ではなく、独自の個性を有している。試聴は→こちら

エイリアン」 調性音楽と無調の間を揺蕩うようなトランペット・ソロが描く虚空。その雰囲気はフランツ・シュミットの交響曲第4番 第1楽章冒頭を彷彿とさせる。試聴は→こちら

海流のなかの島々」 アーネスト・ヘミングウェイ原作。フランス印象派のスタイルでドビュッシー「海」を彷彿とさせる。試聴は→こちら

アンダー・ファイア」 アカデミー作曲賞ノミネート。舞台はニカラグア。ギターをフィーチャーしたラテン音楽のノリ。熱い試聴は→こちら

チャイナタウン」 これはJAZZ。ハードボイルドだね。全篇に漂う虚しさがいい。アカデミー作曲賞ノミネート。試聴は→こちら

ルディ/涙のウィニング・ラン」 フルートによるテーマがしみじみと美しく、アメフトのシーンの音楽はカッケー!!これも燃える。フジテレビ「ハンマープライス」等に使用されているので、皆さんも聴いたことが必ずある筈。「嗚呼、あれか!」と首肯するだろう。試聴は→こちら

パピヨン」 アコーディオンの哀愁漂うテーマ音楽が印象深い。「猿の惑星」とは真逆で、メロディメーカーとしてのジェリーの面目躍如である。アカデミー作曲賞ノミネート。試聴は→こちら

スター・トレック」 アカデミー作曲賞ノミネート。オーケストレーションを担当しているアレクサンダー・カレッジはTVシリーズ「宇宙大作戦」の作曲家としても有名。カレッジによるテーマ音楽はJ・J・エイブラムスが監督したリブート版「スター・トレック」で復活した。試聴は→こちら

氷の微笑」 ひんやりとした肌触りが魅力的。アカデミー作曲賞ノミネート。

猿の惑星」 打楽器と金管楽器の衝撃音が中心に構成されている。メロディらしいものは皆無で無調音楽の世界が展開される。アカデミー作曲賞ノミネート。

ブルー・マックス」 第一次世界大戦におけるドイツ空軍のパイロットを描く。勇壮で開放感のある音楽。試聴は→こちら

風とライオン」 ジェリー版「アラビアのロレンス」だ。ホルンが咆哮する。アカデミー作曲賞ノミネート。試聴は→こちら

こうして眺めていくと、ジェリー・ゴールドスミスの音楽は無調からメロディアスな作品まで実に多彩である。多くの方にもっと聴いてもらいたい作曲家であり、この記事がその契機になれば幸いである。

第3回はさすがに3年もお待たせしないつもりだ。どうなるかは反響次第かな。という訳で、ふるってコメントをお寄せ下さい。次回はフランスのモーリス・ジャール(「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「刑事ジョン・ブック 目撃者」「ゴースト/ニューヨークの幻」「いまを生きる」)あたりを検討中。

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コメント

Capricorn One は私も初めて聴いたゴールドスミスの曲だったように思います。最初は 3拍子だと思っていましたが、聴いているとどうもなんかおかしい。2小節目の半拍がないような気がするんです。11/8 か 3/4+5/8 だと思っていたら後者が正解でした。
他にもフルオーケストラだと思っていたら木管楽器の音が聴こえないし。結局木管楽器は使われてないんですね。Coma は逆に金管楽器が使われてませんでしたし、五月の七日間は打楽器とピアノだけというこれまたびっくりの編成ですし。
ブラスバンドでやりたい気持ちは私には大変よくわかりますが(笑)、複合拍子は普通の中学生が演奏するにはちょっと難しい気がします。
こないだスコアの最初のページ(でもイントロ部分がなかったので途中のページなんでしょうか)の上 2/3 くらいの画像を見ました。そんなに複雑なコードでもないのに凄い分厚い音なのでオーケストレーションが凄いんだなと改めて驚いています。
でもプロの奏者も初見で演奏するんですから凄いですね。

投稿: ら | 2014年1月11日 (土) 11時32分

コメントありがとうございます。言われてみれば確かに「カプリコン・1」は木管楽器抜きですね!ジェリーはアレクサンダー・カレッジなど他者にオーケストレーションを任せていましたから、どこまでが彼自身のアイディアなのか分かりませんが。

編成がユニークという点ではバーナード・ハーマンもそうですね。「十二哩の暗礁の下に(BENEATH THE TWELVE MILE REEF)」ではハープ9台を駆使して海底の雰囲気を醸し出していますし、ヒッチコックから却下された「引き裂かれたカーテン」では12本のフルート(ピッコロ、アルトおよびバス・フルート含む)、16本のホルン、9本のトロンボーン、2本のチューバ、2台のティンパニ、8本のチェロおよび8本のコントラバスという特殊なものでした。

投稿: 雅哉 | 2014年1月12日 (日) 08時20分

打合せする場合もあるのかもしれませんが、何かでオーケストレータの一人、アーサー・モートンがゴールドスミスのオーケストレーションの仕事に関して「白い紙の譜面を黄色の紙(五線譜)に写す」というようなことを言っているというのを読んだことがあります。これが本当ならゴールドスミスはスケッチでアレンジをほぼ完成させていた可能性はあります。Final conflict のスケッチ譜は十段以上あるらしいので、編曲までほぼ仕上っているようです。ただ、Omen の合唱パートのアレンジに関しては半分以上、モートンのものが使われているということですから、オーケストレータが大きな役割を果たしているのは間違いないようです。
ゴールドスミスは民族楽器やあまり使われない打楽器を多用していますし、カレッジもインタビューで変った音を出している人がいればゴールドスミスのところに連れて行けというような冗談を言っていましたから、基本的な音の構成は作曲家本人のアイデアであることが多いのではないかなと私は思っています。
Chinatown では依頼されて映画を見たときに編成が最初に浮かんだと言っているので、その可能性は高いと思います。Chinatown ではピアノの何台かはプリペアードですし。
弦楽器で飛行機が上昇するときの音を真似るというようなアイデアは作曲の段階で楽器を指定しないと無理ですし、「猿の惑星」や「エイリアン」なんかも後から編曲して音を作るというタイプの音楽ではなく音色も作曲という作業の一部のような気がします。

投稿: ら | 2014年1月12日 (日) 17時15分

らさん、興味深いコメントをありがとうございます。色々知らないことを教えて頂きました。

かつて、オーケストレイターを使って仕事をし始めたジェリー・ゴールドスミスに対しバーナード・ハーマンが「ハリウッド(の分業)システムに染まった」と批判したことがあったそうです(後に撤回)。ハーマン自身は全て自分でオーケストレーションをしていたようです。

ハーマンの潔癖症も理解出来るのですが、分業制だったからこそジェリーがあれだけ沢山の仕事ができたという側面も否定できません(ハーマンは寡作の人でした)。一長一短ですね。

投稿: 雅哉 | 2014年1月12日 (日) 20時14分

こちらこそ、知らない情報を教えていただきありがとうございます。
私は最初、ジョン・ウィリアムズで映画音楽を聴き始めましたが、ジェリー・ゴールドスミスのオーケストラの音を知ってからゴールドスミス一辺倒です。いろんな人のを聴き出すとお金がいくらあっても足りないという情けない事情もありますが(笑)。
雅哉さんの元記事にもありますが、いろんな種類の音楽を書いているということもありますし、それらがどれもかっこいいというのもあります。
ゴールドスミスのオーケストラの鳴らす音にはたまにびっくりさせられます。猿の惑星の猿の叫び声のような音とか(長い間、私は人の声だとばかり思っていましたが、あれも何かの楽器だとか)、珍しい楽器もさることながら特殊な奏法なんかも駆使していたり、ボウルに水を入れて楽器にするというような例もあって、シンセサイザーなんか使わずにいろんな音の出せる魔術師のような作曲家だと思います。徐々にシンセサイザーも使うようになって、それはそれで成功している作品もありますが、ちょっと残念な気もします。

個人的に驚いたのが、Mr. Baseball の音楽が彼の作曲だったことです。TV 番組の BGM でもサスペンスな場面とか川口浩探検隊定番な印象が強いですが、たかじんの番組で一時使われていた BGM がゴールドスミスだったと知ったときの衝撃といったら(笑)

投稿: ら | 2014年1月12日 (日) 23時20分

らさん、度々のコメントありがとうございます。

本文でも書きましたがジョン・ウィリアムズとジェリー・ゴールドスミスは実力的に拮抗しており、良きライバルでしたが、A級映画をものにしてきたジョンに対し、あくまでジェリーが携わった作品の殆どはB級だった。だから世間的知名度(名声)に雲泥の差が出来てしまった。本当に気の毒な人だったと思います。

投稿: 雅哉 | 2014年1月14日 (火) 08時31分

どっちの実力が上かという議論は揉める元みたいなのでそれは措くとして(笑)、ジェリーが気の毒かというと案外そうでもないのではないかと最近思いつつあります。というのも彼はリジェクトされることには拘っていたようですが、過去の仕事に関してわれわれファンのように思い入れがないらしいような話を読みましたし、ファンがなんで前の仕事ばかり気にするのか(ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが)、エキサイティングなのはいつもこれからの仕事だというようなことを言っていたようで、私も拍子抜けしたことがあります。ファンには作曲家の「今」や「次」の仕事はわかりませんし、前の仕事があるからその人が好きなわけで。
どちらにしてもジェリーにとっては過去の仕事は終った話みたいです。そう考えると彼が自分の過去の仕事で「あれが好き」というようなことを殆ど言わないというのも理解できます。

つい最近、実際彼にインタビューしたという日本人が書いているブログをたまたま読みました。喜び勇んてインタビューに行ったそうですが、過去の仕事の質問をすると「あー、あれか。あれは二週間でやっつけた仕事だ」というような反応でこっちの気が抜けるというようなことを書いていました。
監督と喧嘩するくらい音楽についてはうるさく拘りがあるのに、できてしまえば忘れてしまうという感じの人のようです。

とは言うものの自分の仕事に関しては当然ながら相当な自信があるようで、自分の音楽は残っていくというようなことも言っています。なので自分の音楽が意図した通りに使われさえすれば A級も B級もあまり関心はないのかもしれません。

私も「損な作曲家だな」と思いがちですが、上に書いたようなことだとすると「気の毒」というようなことを言うのは彼にとって心外な話で、私たちはファンなのにある意味では失礼なことを言っているのかもしれません。

投稿: ら | 2014年1月18日 (土) 09時02分

ジェリー・ゴールドスミス大好きです。私のBEST1も「カプリコン1」なので、おお、そう感じてる人他にもいるんだって思い、うれしかったです。私はあと、「カサンドラクロス」の途中のアクションシーンの音が大好きです。異常に盛り上がります。ああいう音で映像を作ってみたいですねー。

投稿: denkihanabi | 2014年9月15日 (月) 22時06分

denkihanabi さん、コメントありがとうございます!インターネットのおかげで、世界には「カプリコン1」の音楽をこよなく愛する人たちが沢山いるんだなということが分かりました。すごく嬉しいです。「カサンドラクロス」のサントラCDは所有しているのですが、実は映画を観たことがないのです。今度観なければなりませんね。

投稿: 雅哉 | 2014年9月17日 (水) 08時08分

 検索でたまたま見つけてお邪魔しました。
 私も『カプリコン1』から追い続けていました。
 指摘されておられますが、ゴールドスミスのオーケストレイションはほぼクリエイティヴな部分において完成されたスケッチがあり、それを元にオーケストレイターが譜面に起こす作業です。ジョン・ウィリアムズも同じ。ただ、サントラのクレジットにゴールドスミスがオーケストレイターの名を入れるのに対して、ウィリアムズは入れません。クリエイティヴな作業ではないからだと言っています。
 ゴールドスミスは不運ではありますが、決して不幸な境遇だと思っていなかったと思います。不運でいえば『スーパーマン』のオファーがあったのに、スケジュールの都合で引き受けられなかったというのが一番かな。でも、どんな作品でも手を抜くことはなかった。いつも、新しい音を追い求めていた貪欲な職業作曲家でした。
 あ、あと、『トータル・リコール』はベイジル・ポルデュリスの『コナン・ザ・グレート』のSFアレンジヴァージョンです。テンプトラックがあったのか、自身の茶目っ気なのか、確認が取れないままでしたが。
 来日時の記事をアップしていますので、よろしかったらご覧ください。
https://note.mu/sow

投稿: SOW | 2014年12月31日 (水) 22時55分

SOWさん、コメントありがとうございます。ジョン・ウィリアムズのオーケストレイターについてですが、ハーバート・W・スペンサーが有名ですね。映画にはきちんとクレジットされています。ただスペンサーが没した1992年以降もそんなにサウンドに変化があると思えないので、やはりほぼ完成されたスケッチがあるのでしょう。

投稿: 雅哉 | 2015年1月 1日 (木) 20時18分

ウィリアムズのオーケストレイタークレジットの件ですが、映画のクレジットはユニオンの関係で入れなければならないのですが、私が言っているのは書きましたとおりサントラです。あれはウィリアムズのプロデュースですので、本人の意向が尊重されますので。最近はコンラッド・ポープが担当するのが多いですね。

投稿: SOW | 2015年1月 2日 (金) 21時42分

SOWさんの仰っていることは当然判っております。両者にオーケストレイターがいることはファンなら当然知っていることですし、サントラに明記していようがいまいが些事にすぎない、それが僕の考えです。この件についてこれ以上議論する気はありませんので悪しからず。

投稿: 雅哉 | 2015年1月 7日 (水) 15時38分

あらっ!「…ゴールドスミス」でレビューなどを探していたら、もう5年も前に書いて下さっていた記事だったんですね。
このところ、晩年の代表作である『ロシアハウス』の拡張版や、ファンの大願成就である『世界が燃えつきる日』が発売になったので、もうちょい盛り上がっても良いかなぁと思っていた次第にです。
先のSOWさんのサイトでもコメント入れたのですが、完璧にスルーでした(苦笑)。
2〜3年ほど前からは、プラハ市管弦楽団による再演奏版も盛んに行われていて、絶好調でもあった80年代の作品群の中では、映画の詳細なども分かりなくかった『サラマンダー』までも聴く事が出来たので、40年以上のファンとしては感慨無量であります。
映画音楽の作曲家としては、モリコーネに次いで多くの作品の商品化が叶い、その商品化の際も様々な協力者が積極的に動いてくれるなど、他に例を見ない素晴らしい存在であった事は羨ましい限りであります。

投稿: bigchanlee | 2018年2月 3日 (土) 05時03分

bigchanleeさん、コメントありがとうございます。

プラハのオケは兎に角、演奏が下手糞なので聴くに耐えないのが難です。CDを買う気になれません。ギャラが安いので重宝されているようですが。

昨年リドリー・スコットの「エイリアン:コヴェナント」を劇場で観ていたら、ジェリーの「エイリアン」Main Titleが丸々流れたのでとても嬉しかったです。しかし未だに謎なのは、第1作のラスト・シーンでジェリーの音楽を勝手にハワード・ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」に入れ替えたのはリドリー・スコットの意思だったのか、それともプロデューサーの策略だったのか?ということです。

投稿: 雅哉 | 2018年2月 3日 (土) 15時02分

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