選定!小学生に観せたい映画
*これは2013年に執筆したものである。7年後に内容を見直し、アップデートしたものを上げている。
この記事を執筆するに当たり、留意したことを列記する。
- 子供が観て愉しいもの
- 映画史に残る名作
- 倫理、道徳的に教育上役立つもの
- 世界の成り立ちについて見聞を深めるもの
上記のいずれかの条件を満たすものを選定した。また恋愛や性的描写があるものは入れていない。
こちらもどうぞ。
まず、これだけは押さえておきたい厳選ベスト12を順不同で示す。
- モダン・タイムス (白黒)
- 素晴らしき哉、人生! (白黒)
- 禁じられた遊び (白黒)《3,4年生以上》
- オズの魔法使い
- 赤い風船
- サウンド・オブ・ミュージック
- スター・ウォーズ エピソード4 (男の子向け)
- E.T.
- リトル・プリンセス (女の子向け)
- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
- やかまし村の子どもたち
- 遠い空の向こうに
具体的推薦理由は後述する。
では、思い付くまま書いていこう。些か小学生には難しいかな?という作品もなくはない。沢山挙げたので、後は親御さんが吟味し、取捨選択されたらよいだろうと考える。
「ハリー・ポッター・シリーズ」 第1作から第3作まで。これはファンタジーとして文句なしに楽しめるだろう。ただ第4作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」以降はダークサイドに突入するし、恋愛も絡んでくるので中学生以降で良いのでは?
「チャーリーとチョコレート工場」 歌があって愉しんじゃないかな?ジョニー・デップの扮装も可笑しいし。
「アリス・イン・ワンダーランド」 奇天烈な登場人物たちがいイイ。ディズニー・アニメ「不思議の国のアリス」と併せてどうぞ。
「テラビシアにかける橋」 ファンタジーなんだけどこれには泣いたね。公開時にレビューを書いているからタイトルをクリックしてみて。
「秘密の花園」(1993,米) 監督は女性でポーランド・ワルシャワ生まれのアニエスカ・ホランド。主人公メアリーの両親が原作ではコレラで亡くなるのに、映画では大地震のせいになっていたり、メアリーの母と伯父の亡くなった妻が双子の設定に変えられていたりと、不可解な改変は気になるが、ロジャー・ディーキンスの撮影とスチュアート・クレイグ(「ガンジー」「危険な関係」「イングリッシュ・ペイシェント」で3度アカデミー賞受賞)の美術が大変美しく、充足感を得られる。
「E.T.」 泣く子も黙る名作。
「インディー・ジョーンズ」3部作(4作目「クリスタル・スカルの王国」は認めない) 冒険活劇の愉しさ。
「ジョーズ」 これも一種の冒険映画だ。男の子向き。
「激突!」 ハラハラドキドキのスリラー。
「太陽の帝国」 少年が主人公。空を飛ぶことへの憧れ。宮崎駿監督のアニメーションにも通じるものがある。以上5作品連続でスティーヴン・スピルバーグ監督作品でした。
「遠い空の向こうに」(October Sky,1999,USA) ロケット作りに取り組んだ少年たちの物語。原作が"Rocket Boys"で、映画のタイトルはそのアナグラムになっている。洒落てるよね。原作者は後にNASAで活躍し、少年時代の夢を実現する。素敵じゃない?少年少女よ、大志を抱け。夢を持て。
「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」「大空港」 代表的なパニック映画(Disaster Movie)を3本並べた。
「ダイ・ハード」「ダイ・ハード2」「スピード」「ブラック・サンデー」「アイアンマン」「アイアンマン3」 アクション映画の傑作を一同に。「ブラック・サンデー」は1977年に我が国で公開される予定だったが「上映すれば映画館を爆破する」との脅迫があり、中止となった。韓国映画「シュリ」がこのプロットを頂戴している。
「ザッツ・エンターテイメント PART 1&2&3」「ザッツ・ダンシング」 MGMミュージカルの歌と踊りを堪能しよう。夢の世界へようこそ。
「オズの魔法使い」(1939) 「風と共に去りぬ」と同じ年に公開された。永遠のジュディ・ガーランド。白黒とカラーの使い分けは後の映画の規範となった(例えば大林宣彦監督「転校生」)。
「若草の頃」 ジュディ・ガーランドの歌に尽きるね。家族の物語。幸福な作品。
「メリー・ポピンズ」 音楽が綺麗だし、実写とアニメの融合あり。ジュリー・アンドリュースがアカデミー主演女優賞を受賞。
「サウンド・オブ・ミュージック」 サム・メンデス監督の映画「お家(うち)をさがそう」にこんな場面が登場する。主人公夫婦が訪ねる友達の家には沢山の養子の子供達がいる。友人夫婦はDVDで「サウンド・オブ・ミュージック」を観せているが、パーティで7人のトラップ家の子供達が「さようなら、ごきげんよう」を歌い終わると、「さあここまで!みんな寝なさい」と言ってテレビを消す。後で主人公がその理由を尋ねると、「映画はこの後、ナチスがオーストリアを併合してしまう。子どもたちに厳しい現実を見せるのはまだ早い」と答える。僕はこれを聞いて「なるほど、その手があったか!」と膝を打った。
ディケンズ原作の「クリスマス・キャロル」は何度も映画化されているが、アルバート・フィニーやアレック・ギネスが出演した1970年ミュージカル版をお勧めしたい。原題はSCROOGE。分かりやすく、心温まる。
「スター・ウォーズ」6部作 説明不要だよね。僕がエピソード4を映画館で観たのは小学校5年生の時だった。
「ミッション・インポッシブル」シリーズ(現在5作品) 1作ごとに監督が代わる。それぞれにカラーがあって面白い。スパイ大作戦。ただチーム・プレーではなく、トム・クルーズの一人相撲になっているのが些か不満ではある。
「アンタッチャブル」 アル・カポネ vs. アメリカ財務省捜査官の死闘。スタイリッシュな映像で、格好いい。
「ミクロの決死圏」 人体の神秘、冒険旅行。優れたSF映画だ。オリジナルのアイディアは手塚治虫の漫画「38度線上の怪物(「吸血魔団」改題)」→テレビ「鉄腕アトム」第88話「細菌部隊の巻」。ただクレジットはされていないので、真相は藪の中。
J.J.エイブラムズ監督「スター・トレック」「SUPER 8/スーパー・エイト」 J.J.は優れた映像センスを持つ監督。その作品には少年時代の夢がいっぱい詰まっている。彼がメガホンを取る「スター・ウォーズ エピソード7」も愉しみ。
木下惠介監督「二十四の瞳」(1954) 当時の文部省推薦映画。唱歌が沢山登場する。向田邦子賞を受賞した遊川和彦(脚本)のテレビ・ドラマ「女王の教室」(2005)は明らかに本作を意識している。また同じ小豆島を舞台にした映画「八日目の蝉 」も本作と繋がっているので、併せてどうぞ。
「ベイブ」(1995,米) 子豚ちゃんの映画。動物好きなら。アカデミー視覚効果賞受賞。
アルベール・ラモリス監督「赤い風船」(1956,フランス) 色彩の美しいファンタジー。パリの風景もいい。カンヌ国際映画祭パルム・ドールおよび米アカデミー脚本賞受賞。同監督「素晴らしい風船旅行」(1960)もいい。大空への夢。あと「白い馬」(1953,カンヌ国際映画祭グランプリ)は白黒作品だが、動物たちの生き生きした描写と、驚くべき撮影技術に魅了される。
チャールズ・チャップリン監督・主演「キッド」(1921)「モダン・タイムス」(1936,白黒、サイレント) 子供はチャップリンのおどけた動作が好きだよね。「モダン・タイムズ」はサイレント映画だけれど、チャーリーが「ティティナ」を歌う場面ではトーキーに。名曲"Smile"も聴きどころ。
バスター・キートン主演「キートン将軍(キートンの大列車強盗)The General」(白黒) 久石譲さんがこのフィルムのために作曲をしている。「キートンのセブン・チャンス」は次々と転がり落ちてくる石をかわす場面が圧巻。喜劇王はチャップリンかキートンか、はたまたロイドかと言われた時代があった。親しみを感じさせるチャップリンに対し、決して笑わないキートンには凄みを感じる。
ハロルド・ロイドなら「ロイドの要心無用」(1923,白黒) マーティン・スコセッシ監督「ヒューゴの不思議な発明」にも重要な場面で登場する。こちらもお勧め。
アナーキーなマルクス兄弟は「吾輩はカモである」(1933)と「マルクス兄弟オペラは踊る」(1935)どちらも白黒映画。ウディ・アレンが彼らのことを尊敬している。
アーサー・ペン監督「奇跡の人」(1962,米)は勿論、ヘレン・ケラーの物語。キー・ワードは"WATER"。リメイク版もあるが、やはり格調高いのはこちらの白黒版でしょう。
「鉄塔 武蔵野線」(1997) 原作はファンタジーノベル大賞受賞。小学生が送電の鉄塔を探訪し、その源流をたどる物語。日本版「スタンド・バイ・ミー」だ。
岩井俊二監督「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(1993) 日本映画監督協会新人賞受賞。僕が死ぬほど好きな映画。夏になると無性にこれを観たくなる。小学生たちが主人公。奥菜恵の絶頂期だね(撮影当時13歳)。
「若草物語」はジューン・アリソン、マーガレット・オブライエン、エリザベス・テイラーらが出演した1949年版(カラー)も、ウィノナ・ライダー、キルスティン・ダンスト、クレア・デインズらが出演した1994年版もいい。
アルフォンソ・キュアロン監督「リトル・プリンセス」(1995,米) 原作は勿論「小公女」。エマニュエル・ルベツキの撮影が美しい。アカデミー賞で撮影賞、美術賞にノミネート。「女の子はみんな、プリンセスなのよ」という台詞が素敵だね。キュアロンは後に「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を撮った。子どもの扱いが上手い人だ。
スポ根ものでは「ロッキー」第1作。浪速のロッキーこと「どついたるねん」(赤井英和の自伝)は中学生以降かな?
三池崇史監督「ヤッターマン」(2009) アニメの実写化として成功している。フカキョンも○。詳しいレビューはタイトルをクリックしてみて。
「コーリャ 愛のプラハ」(1996,チェコ) アカデミー学国語映画賞受賞。優しい映画だ。チェコの近代史を学ぶことも出来て一石二鳥。名指揮者ラファエル・クーベリックが42年ぶりに祖国の土を踏む場面も登場する。
「素晴らしき哉、人生!」(1946,米) アメリカ人はクリスマスにこの映画を観る習慣がある。何度観ても涙が流れ、心洗われる名作。白黒。また、同じくクリスマスを題材にした「三十四丁目の奇跡」(1947,米)も挙げたい。アカデミー助演男優賞、原案賞、脚色賞を受賞。
サム・ウッド監督「チップス先生さようなら」(1939,英) リメイクもあるけれど、この白黒オリジナル版のほうが優れている。全寮制男子校を舞台に、先生と生徒の心の交流が描かれる。アカデミー主演男優賞受賞。その年の対抗馬は、なんと「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブルだった!
「レオン」(1994,仏米合作) ジャン・レノとナタリー・ポートマンの出世作。プロットはフランス映画「シベールの日曜日」に似ている。この頃がリュック・ベッソン監督の全盛期だった。日本公開時のキャッチコピーは「凶暴な純愛」。
「リトル・ダンサー」(2000,英) 原題はBilly Elliot。後にブロードウェイ・ミュージカルになり、トニー賞を総なめにした。最後に世界的ダンサーであるアダム・クーパーが特別出演。
ルイ・マル監督「地下鉄のザジ」(1960,仏) 10歳の女の子がパリの街を冒険する。 ヌーベルバーグの時代が生んだスラップスティック・コメディ。
黒澤明監督「素晴らしき日曜日」(1947,日) まだ日本が貧しかった時代の初々しい青春映画である。最後に日比谷公会堂に流れる未完成交響楽が印象的。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 ←タイトルをクリックしてレビューをどうぞ。9・11で心に傷を負った少年の再生の物語。
スウェーデン映画ながらアカデミー監督賞にノミネートされたラッセ・ハルストレム監督「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」。少年と犬との交流。スプートニク2号に乗せられたライカ犬のエピソードも登場する。この映画が切掛でハルストレムはハリウッドに招かれ、「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」「ショコラ」「HACHI約束の犬」などを撮ることになる。ハリウッドに渡る直前に母国で完成させたのが「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春夏秋冬」の二部作。原作は「長くつ下のピッピ」のアストリッド・リンドグレーン。原作者自身が映画のシナリオも担当している。村の自然が息を呑むくらい美しく、驚嘆した。果たしてハルストレムは渡米して幸せになれたのだろうか?といったことをふと考え込んでしまった。
「友だちのうちはどこ?」(1987)「運動靴と赤い金魚」(1997)はイラン映画。子どもたちが生き生きしている。「運動靴…」はモントリオール世界映画祭でグランプリに輝き、米アカデミー外国語映画賞にノミネート。
篠田正浩監督「少年時代」(1990)の原作は藤子不二雄Aの漫画。井上陽水による主題歌が大ヒットした。戦争中に藤子が疎開した富山が舞台となる。
ソ連のアンドレイ・タルコフスキー監督「ローラーとバイオリン」(1960)と「僕の村は戦場だった」(1962)は詩情溢れる作品。
北京オリンピックを演出したチャン・イーモウ監督「あの子を探して」(1997)は中国の実情がよく分かる。
ピーター・ボグダノヴィッチ監督「ペーパー・ムーン」(1973,米) テータム・オニールが史上最年少でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。父娘で出演。心温まる珍道中だ。「がんばれ!ベアーズ」(1976)も併せてどうぞ。
山崎貴監督「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005)はVFXの使い方が秀逸。で、なんてったって堀北真希。東北地方が貧しく、集団就職があった時代のお話。
「クリムゾン・タイド」(1995,米) 潜水艦で繰り広げられる、デンゼル・ワシントン vs. ジーン・ハックマン、男と男の闘い。痺れる。
「天然コケッコー」(2007) 山下敦弘監督、原作はくらもちふさこの漫画。田舎の風景が素敵。詳しくはタイトルをクリック。
「WATARIDORI」(2001,仏) 撮影期間3年、世界20ヶ国以上を訪れ、渡り鳥の生態を捉えたたドキュメンタリー映画。
リュック・ベッソン監督「アトランティス」(1991,仏)とイギリスBBC製作「ディープ・ブルー」(2003)は海洋ドキュメンタリーの傑作。地球を知ろう。夏に観たい。
アルフレッド・ヒッチコック監督の映画から「疑惑の影」「北北西に進路を取れ」「裏窓」ハラハラドキドキのスリラー。
アガサ・クリスティ原作からは「そして誰もいなくなった」(ルネ・クレール監督の1945年版)と「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」を推す。
西部劇(マカロニ・ウエスタン含む)なら「駅馬車」「荒野の決闘」「大いなる西部」「シェーン」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」を。腕白な男の子向けだね(僕は西部劇が好きな女性にお目にかかったことがない)。
アクションではジョン・ウー監督「男たちの挽歌(英雄本色)」(1986,香港)「レッドクリフ(赤壁)」(2008-9)。マントが翻り、鳩が飛ぶ。スローモーションが格好いい。
黒澤明監督から「用心棒」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」「天国と地獄」。僕にとっては血沸き肉踊る痛快娯楽映画だね。「天国と地獄」は鮮烈なパートカラーにハッとさせられる。「隠し砦の三悪人」は「スター・ウォーズ」の原点となった(ジョージ・ルーカスは当初、三船敏郎にオビ=ワン・ケノービ役をオファーした)。
「怪猫有馬御殿」(1953,日)は「化け猫女優」として知られる入江たか子さんの代表作。
大林宣彦監督「HOUSE ハウス」はおもちゃ箱をひっくり返したようなワンダーランド。これも一種の化け猫映画だ。
「魔神ドラキュラ」「恐怖の振り子」「フランケンシュタイン」(1931)「フランケンシュタインの花嫁」(1935)はホラー映画の代表格。フランケンシュタインをパロディにしたメル・ブルックスの「ヤング・フランケンシュタイン」やティム・バートンのアニメ「フランケンウィニー」も愉しい。
怪獣映画から「ゴジラ」(1954)「モスラ」(1961)そしてピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」を。
金子修介監督の平成「ガメラ」3部作、「学校の怪談3」もいい。「ガメラ」は樋口真嗣の特撮が優れている。
SF映画からは「エイリアン」「エイリアン2」「ターミネーター」「ターミネーター2」「アバター」を推薦。
ジャパニーズ・ホラーの代表作は「リング」「呪怨」「仄暗い水の底から」。全てハリウッドでリメイクされた。
「オーケストラの少女」といえばディアナ・ダービン。またレオポルド・ストコフスキーが本人役で登場。背筋をピンと伸ばした指揮ぶりが素敵だ(ストコフスキー関連でディズニーの「ファンタジア」も是非)。
次の2作品を観て、戦争について語り合おう。小学校中学年(3,4年生)以降が相応しいだろう。
《3,4年生以上》ルネ・クレマン監督「禁じられた遊び」(1952,仏) この映画は特に、「禁じられた遊びとは何か?」を子供と一緒に考えるのが有効だと想われる。僕も小学生の時、道徳の授業で観た。
《3,4年生以上》ジョージ・スティーブンス監督「アンネの日記」(1959,米) 僕はアルフレッド・ニューマンがこの映画のために書いた音楽が大好きだ。本作でしか知られていないミリー・パーキンス(アンネ・フランク役)の可憐な魅力も忘れがたい。
《3,4年生以上》「ジェニーの肖像」(1948,米) 幻想映画の大傑作。白黒だが最後の最後にカラーになる演出に感動する。ドビュッシーの音楽が印象的に使われている。
《3,4年生以上》「小さな恋のメロディ」(1971,英)可愛らしい映画。本国イギリスやアメリカではさっぱり当たらず、日本だけで大ヒットという不思議な現象が起こった。何でだろう?その理由について親子で話し合ってみるのも一興かも。ビー・ジーズの「メロディ・フェア」が爽やか。
《3,4年生以上》「ふたつの名前を持つ少年」(2013,独/仏) 実話に基づく驚くべき物語。詳しいレビューはこちら。
《3,4年生以上》「ジュラシック・ワールド」(2015,米) 恐竜の世界へようこそ。レビューはこちら。
《高学年向け》「カラー・パープル」 スピルバーグ監督作品。これを観て、アメリカの黒人差別について子供と話し合おう。
《高学年》「夜の大捜査線」(1967,米) アカデミー賞の作品賞・主演男優賞・脚色賞など5部門受賞。黒人刑事と白人警察所長との対立。ここでも人種差別問題が描かれている。
《高学年》「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(2011,米) これも黒人差別問題を扱っている。詳しくはタイトルをクリック。
《高学年》「太陽の少年」(1994,中国/香港) 文化大革命の時代を背景に描かれる青春映画かつ夏の映画。「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」に似た雰囲気がある。
《高学年》「ライフ・イズ・ビューティフル」 アカデミー外国語映画賞、主演男優賞、作曲賞を受賞。ナチスのホロコーストについて学ぼう。
《高学年》冨樫森監督「ごめん」(2002) 思春期、性への目覚めを丁寧に描いている。
《高学年》「十二人の怒れる男」(1957,米)と中原俊監督「12人の優しい日本人」(1991)では陪審員制度、ディスカッションのあり方について勉強しよう。
《高学年》「未来を生きる君たちへ」(2010,デンマーク) アカデミー外国語映画賞受賞。詳しくはタイトルをクリックし、レビューへ。
《高学年》「炎のランナー」(1981,英) オリンピックがテーマになっている。米アカデミー賞で作品賞、作曲賞、衣装デザイン賞、脚本賞を受賞。
《高学年》「アラバマ物語」 原題は"To Kill a Mockingbird"。グレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞を受賞。他に脚色賞、美術賞も。この映画で描かれる父親(正義感溢れる弁護士)はアメリカの良心、理想像(ヒーロー)だね。アメリカ映画協会(AFI)は本作を”最も偉大な法廷ドラマ”第1位に選出した。
以上気の向くまま、思い付くままに書いていったので、製作年はバラバラである。悪しからず。
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