*これは2013年に執筆したものです。内容を7年ぶりに見直し、アップデートした記事を上げています。
こちらもどうぞ。
では中学生篇へ。まずは「厳選!これだけは絶対抑えておきたい12本」から(順不同)。
- 風と共に去りぬ
- カサブランカ (白黒) (男の子向け)
- ローマの休日 (白黒) (女の子向け)
- 大人は判ってくれない (白黒)
- ハロルドとモード 少年は虹を渡る
- 砂の器
- ゴッドファーザー
- スタンド・バイ・ミー
- 時をかける少女(大林宣彦/細田守 監督版)
- 初恋のきた道
- がんばっていきまっしょい
- ボーリング・フォー・コロンバイン
各論へ移ろう。
「風と共に去りぬ」 実際に僕がこれをテレビで観て感動したのが中学校1年生だった。それから熱に浮かされたように新潮文庫で原作小説を読破した。
「カサブランカ」(1942,米) 兎に角、シナリオが映画史上屈指の傑作。男なら一度は言ってみたい台詞に満ちている。
「ローマの休日」(1953,米) 言わずと知れた名作。アカデミー主演女優賞(オードリー・ヘップバーン)、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞。実はこの作品、ダルトン・トランボがオリジナル脚本を書いたのだが、彼は赤狩りでハリウッドから追放されており、友人イアン・マクラレン・ハンターの名前を借りた。本人は黙したまま死去したが1993年になってアカデミー選考委員会は遺族に賞を授与した。是非この映画とともに「赤狩りとハリウッド・テン」についても勉強して貰いたい。アメリカの影である。
フランソワ・トリュフォー監督「大人は判ってくれない」(1959,仏) この映画の本当の素晴らしさを理解するまで、僕には時間がかかった。だから中学生にはちょっと早いかもしれない。でもよく判らなくても、何年か経ったら繰り返し観てみて下さい。いつか「その日」が来る筈。ちなみにアントワーヌ・ドワネルの冒険は「大人は判ってくれない」('59) 「アントワーヌとコレット」('62) 「夜霧の恋人たち」('68) 「家庭」('70) 「逃げ去る恋」('79) で5部作になっている。
「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」(1971、米) アメリカン・ニューシネマの傑作。邦題に付け加えられた「少年は虹を渡る」という副題は意味不明。全く内容を表していない。映画「メリーに首ったけ」でキャメロン・ディアスが本作について「最高の恋愛映画(Harold and Maude is the greatest love story of our time)」と言っている。主人公の少年のキャラクター造形が秀逸。どんなに辛くても、生きてさえいればきっとなにか良いことがあるさ、と僕達に信じさせてくれる素敵な作品。
「砂の器」「鬼畜」 松本清張原作の名画を2本。どちらも音楽が印象的。そしてクライマックスで両者は表裏一体だということが分かる筈。
「スタンド・バイ・ミー」 少年たちの冒険譚。こうして大人になっていくんだね。原作はモダン・ホラーの帝王スティーヴン・キング(THE BODY)。でも超自然現象は出てこない。
「がんばっていきまっしょい」(1998,日) 松山を舞台にボート部の活動に打ち込む5人の女子高生たちの物語である。フジテレビ系でドラマ化もされた。原作は松山市主催の坊ちゃん文学賞を受賞。
大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」「ふたり」「あした」「青春デンデケデケデケ」は全て青春映画だ。移りゆく季節、一瞬の生の輝きをフィルムという永遠なるものに刻み込む。また「この空の花 -長岡花火物語-」は日本の未来へ向けてのメッセージ。ワンダーランドにようこそ。
チャン・イーモウ監督「初恋のきた道」(1999,中国) チャン・ツィイーの可愛さに尽きるね。赤が印象的。
「グリーン・デスティニー」(2000,中国・香港・台湾・米国の合作) これもチャン・ツィイーが出ている。原題は”臥虎蔵龍”、英題"Crouching Tiger, Hidden Dragon"。静謐な武侠映画。アカデミー外国語映画賞・作曲賞・撮影賞・美術賞を受賞。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」(2002,米) アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞。コロンバイン高校銃乱射事件に題材を
取り、銃社会アメリカの病んだ姿を浮き彫りにする。なおこの事件をモチーフにした劇映画「エレファント」は2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドール及
び監督賞を受賞した。
「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」 原作がアメコミだと信じられないくらい脚本の出来がいい。クリストファー・ノーラン監督の才能は桁外れだ。特にヒース・レジャーが死の直前に演じたジョーカーの凄みは尋常じゃない(アカデミー助演男優賞受賞)。
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督「にんじん」(1932,仏) 原作は児童文学。ペシミズム(悲観主義)全開!
「ビューティフル・マインド」(2001,米) ノーベル賞を受賞した実在の数学者の物語。アカデミー賞で作品・監督・助演女優・脚色賞を受賞。映画に仕掛けられた秘密は口外無用だ。
ビクトル・エリセ監督「ミツバチのささやき」「エル・スール」 スペイン映画珠玉の名作。くわしくはこちらをお読み下さい。
ウィリアム・ワイラー監督「嵐が丘」(1939,米) イギリスのエミリー・ブロンテが書いた小説「嵐が丘」は今まで何と7回も映画化されている。メキシコを舞台にしたルイス・ブニュエル監督版や、フランスの田舎が舞台のジャック・リヴェット版、そしてなんと日本の鎌倉時代に移した吉田喜重版(松田優作、田中裕子)なんていうのもある。1992年のイギリス映画では坂本龍一が音楽を担当した(鎌倉版の音楽は武満徹)。ぼくはそのうち4作品を観ているが、1939年版が一番優れている。本当は物語の前半しか扱っていないのだけれど。原作と併せてどうぞ。
「パンズ・ラビリンス」PG-12 美しくも哀しいダーク・ファンタジー。詳しくはタイトルをクリック。
「シベールの日曜日」(1962,仏) アカデミー外国語映画賞を受賞。水墨画のような白黒の画面から浮かび上がってくる静謐な抒情。「レオン」の原型と断言してもいい。
「ベン・ハー」(1959,米) 言わずと知れた史劇の傑作。アカデミー賞で11部門を制覇。戦車の場面が有名。これは「スター・ウォーズ エピソード1」にも引用された。脚本家はベン・ハーとメッサラをゲイの関係として描いたそうだ(詳しくはドキュメンタリー映画「セルロイド・クローゼット」をご覧あれ)。
「ガンジー」(1982,英/印度) アカデミー作品賞・監督賞・主演男優賞など8部門受賞。ひらめきのある傑作ではなく、愚直な映画だが、歴史の勉強にはなる。マハトマ・ガンジーという偉大な人の生涯を知ろう。ただ僕はこの年、「E.T.」こそ作品賞、監督賞に相応しかったと今でも信じて疑わない。
デヴィッド・リーン監督「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」はいずれも歴史のうねりに翻弄される人間を描き、確かな手応えを感じさせる大作。モーリス・ジャールの音楽、フレディ・ヤングによる撮影(いずれもアカデミー賞受賞)が言葉を失うほど素晴らしい。
「ギルバート・グレイプ」(1993,米) ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ(19歳でアカデミー助演男優賞ノミネート)が共演。スウェーデンからハリウッドに招かれたラッセ・ハルストレムが監督した家族の物語。
「ベスト・フレンズ・ウェディング」(1997,米) 愛すべきラブコメディかつ、セミ・ミュージカル映画。ハル・デヴィッド(作詞)バート・バカラック(作曲)の音楽を聴くとワクワクして胸がキュンとする。
岩井俊二監督「LOVE LETTER」 この頃の酒井美紀は可愛かったなぁ。失われた時を求めて(by マルセル・プルースト)。
「デス・ノート」 原作は漫画。出来は相当いい。
「桜の園」 女子高演劇部の人間模様を描いた吉田秋生の漫画が原作。キネマ旬報ベスト・ワンに輝いた1990年版を推す。同じ中原俊監督が撮った2008年リメイク版もある。
「ピンポン」 原作は松本大洋の漫画。クドカン(宮藤官九郎)の脚色が素晴らしい。泣いたね。
「下妻物語」 脚本・監督は「告白」の中島哲也。ロリータちゃんを深田恭子が演じる。原作者・嶽本野ばら曰く「ハードボイルドじゃなきゃ乙女じゃない」。
「けんかえれじい」(1966,日) 少年たちの喧嘩がエスカレートし、終局は二・二六事件に突入していく。鈴木清順の破天荒な演出が見所。
「博士の異常な愛情」(1964,米/英) 正式なタイトルは「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」ブラック・ユーモアの世界。ピーター・セラーズの1人3役が面白い。
「英国王のスピーチ」 アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞。幼少期の体験というのはその後の人生を左右させるということがよく分かる。
ジョン・ヒューストン監督「黄金」「マルタの鷹」 全ては虚しく水泡に帰する。人生は得てしてそういうもの。
「博士の愛した数式」 原作は第1回本屋大賞を受賞。静かに人間を見つめた映画。
「阿弥陀堂だより」 優しい映画。おうめ婆さんを演じる北林谷栄と、加古隆のしみじみとした音楽が素晴らしい。
「しゃべれどもしゃべれども」 落語家(二つ目)のお話。こういう世界もあるんだね。
「シザー・ハンズ」 ティム・バートン監督の作品に通奏低音のように常に流れるのは、「異形に生まれたものに対する愛」。ジョニー・デップはその良き理解者だ。
「007 スカイフォール」 紛れもなく、シリーズ最高傑作。詳しくはタイトルをクリック。
ジャン・ルノワール監督「大いなる幻影」(1937,仏) この映画のラスト・シーンには大いに感動した。
ロベルト・ロッセリーニ監督「無防備都市」(1945,伊)「戦火のかなた」(1946,伊) 第二次世界大戦におけるイタリアのレジスタンス運動を勉強しよう。ハリウッドで「無防備都市」を観て感動した女優イングリット・バーグマンはロッセリーニに手紙を書き、夫と娘を捨てイタリアへ飛んだ。そして彼と同棲生活を始める。これは一大スキャンダルとなった(1950年にようやく離婚が成立)。
「戦場の小さな天使たち」 戦時下の子どもたちの生活を描く。
「シンドラーのリスト」 ホロコーストについて学ぼう。
「西部戦線異状なし」(1930,米) アカデミー作品賞、監督賞を受賞。白黒。反戦映画の代表作。
「市民ケーン」(1941,米) 当時25歳のオーソン・ウェルズの処女作にして最高傑作。AFI(米国映画協会)などによる世界映画史上ベスト1に何度も選出されている。
今井正監督「青い山脈」(1949)は戦後民主主義の芽生え。「ひめゆりの塔」(1953)は沖縄戦の話。「真昼の暗黒」(1956)は冤罪事件を扱った傑作。「橋のない川」(1969-70)は部落差別問題・全国水平社創立までを描く(【第1部】15歳以上推奨、【第2部】は高校生になってから観よう)。
「太陽がいっぱい」(1960,仏/伊) アラン・ドロン主演の名作。パトリシア・ハイスミスのサスペンス小説が原作。「リプリー」というリメイクもある。この映画は表面上描かれたものとは別の物語が隠されている。さて、貴方は気付くだろうか?
「冒険者たち」(1967,仏) これもアラン・ドロンが出演する海の映画。共演するリノ・ヴァンチュラやジョアンナ・シムカスも好きだなぁ。宝探しのお話なんだけれど、ハッピー・エンドじゃないところがフランス映画らしい。でもこれが男のロマンなんだな。
「ラスト・エンペラー」(1987,伊/中/英) アカデミー賞で作品・監督賞など9部門受賞(坂本龍一が作曲賞)。清朝最後の皇帝・溥儀の物語。
「スミス都へ行く」(1939,米) アメリカの民主主義とは何か?がよく分かる。野田佳彦・元総理はこの映画を観て政治家を志したという。また三谷幸喜(脚本・監督)の映画「ステキな金縛り」にも引用されている。
「ブレードランナー」(1982,米) SF映画の金字塔。夜の印象が強い。その後のSF作品群に与えた影響は計り知れない。主人公のデッカードは果たしてレプリカントなのか?興味深い命題である。
「アマデウス」(1984,米) アカデミー作品・監督賞など8部門受賞。天才 対 凡人。
「五線譜のラブレター」(2004,米) 作曲家コール・ポーターの半生を描く。彼が同性愛者であると告白したにも関わらず、プロポーズを受け入れたリンダとのユニークな関係性が興味深い。
「キュリー夫人」(1943,米) 偉人伝。
「スティング」(1973,米) どんでん返しの面白さ。
「プロデューサーズ」(1968,米) メル・ブルックス監督版。後にブロードウェイ・ミュージカルとなり、ミュージカル版も映画化されたが、残念な出来だった。劇中劇「ヒトラーの春」は最高!
「ウエストサイド物語」(1961,米) 説明は不要だろう。シェイクスピア「ロミオとジュリエット」を下敷きにしたダイナミックなミュージカル。
「許されざる者」(1992,米) 汝、殺すべからず。西部劇の終焉。
「捜索者」(1956,米) ジョン・フォード監督作。公開時は評判にならなかったが、年月を経てどんどん評価が上がっている作品。特に屋内から屋外の荒野をキャメラが捉えた、額縁の中の絵のような構図が余りにも有名。
「我が家の楽園」(1938,米) アカデミー作品賞、監督賞受賞。「素晴らしき哉、人生!」もそうだけれど、フランク・キャプラ監督作品はアメリカの良心だと想う。
「レベッカ」(1940,米) アルフレッド・ヒッチコック監督渡米第一作。タイトルロールが一度も画面に登場せず、しかし映画全体を支配し登場人物たちがその影に怯えているという設定が秀逸。
「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」 MGMミュージカル、傑作中の傑作。無類の愉しさ!
「赤い靴」(1948,英) バレエ映画の金字塔。プロフェッショナルであることの厳しさ。ミュージカル「コーラスライン」によれば、この映画をリアルタイムで観てダンサーを志した若者も少なくなかったようだ。
「人間の條件」6部作(1959-61,日) 兎に角長い。総上映時間は9時間31分に及ぶ。でもその分見応えはある。満州を舞台に戦争と人間を描く。
「ホテル・ルワンダ」「ブラッド・ダイアモンド」 アフリカのシビアな現状を知ろう。
「タイタニック」 しょーもないラヴ・ストーリーだが、VFXはさすがに凄いね。そしてタイタニック号の一等から三等までの区別が、当時の身分の差を象徴している。
「ロミオとジュリエット」(1968,英/伊) やはりフランコ・ゼフィレッリ監督版がベスト。ニーノ・ロータの音楽が美しい。
「プラトーン」「地獄の黙示録」「無人の野」(1980,ベトナム) ベトナム戦争のことを学ぼう。
「タクシー・ドライバー」(1976,米) これはベトナム戦争後遺症の話。映画に漂うそこはかとない哀歓、虚無感がいい。カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)受賞。
「ゴッド・ファーザー」(PART IIIを除く) シチリア島からの移民、家族の物語。
「ハート・ロッカー」 詳しくはタイトルをクリックしてレビューをご覧あれ。
「天国の日々」(1978,米) アカデミー撮影賞受賞。マジック・アワーに自然光で撮られた奇跡の映像美。
「オテロ」(1986,伊) フランコ・ゼフィレッリ監督、プラシド・ドミンゴ主演のオペラ映画。ヴェルディの音楽に血沸き肉踊り、シェイクスピアの勉強にもなる。
「乱」「蜘蛛巣城」「影武者」 黒澤時代劇をどうぞ。「乱」はシェイクスピアの「リア王」で、「蜘蛛巣城」は「マクベス」だ。
「未知との遭遇」(1977,米) 多分スティーヴン・スピルバーグが自らシナリオを書いた唯一の映画。それだけ思い入れが強い。ある意味宗教映画だとも言える。上を向いて歩こう、星に願いを。
「ヒア・マイ・ソング」(1991,英) 伝説のオペラ歌手を探してイギリスからアイルランドへ。大人のファンタジー。
「我等の生涯の最良の年」(1946,米) ウィリアム・ワイラー監督。帰還兵がどう生きていくか?当時のアメリカにとって切実な問題だったのだろう。
「フラガール」(2006,日) 福島県いわき市の物語。
「一枚のハガキ」 98歳の新藤兼人監督が撮った遺作。詳しくはタイトルをクリック。
「スウィングガールズ」(2004,日) ノリノリの映画。日本の女の子たちは元気だ。
「善き人のためのソナタ」(2006,独) アカデミー外国語映画賞受賞。東西冷戦時、東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描く。
「恋に落ちたシェイクスピア」(1998,米) アカデミー作品賞他7部門受賞。シェイクスピアを主人公に、「十二夜」を絡めながら描いてゆく。
「真珠の耳飾りの少女」(2003,英/ルクセンブルク) フェルメール(コリン・ファース)と、絵のモデルになった少女(スカーレット・ヨハンソン)の物語。アカデミー賞で撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞にノミネート。
「赤い風車」(1952,英) 画家ロートレックの伝記映画。
「ミッドナイト・イン・パリ」 ←クリックしてレビューへ。コール・ポーターやヘミングウェイ、スコット・フィッツジェラルド、ダリ、ジャン・コクトーなどが登場。アカデミー賞でウディ・アレンが脚本賞を受賞。
「カイロの紫のバラ」(1985,米) ウディ・アレン脚本・監督による、心優しいファンタジー。
「リンダ リンダ リンダ」(2005,日) バンドを組む女子高生たちの話。ペ・ドゥナも出てるよ。
「Shall we ダンス?」 アカデミー外国語映画賞で日本代表になっていれば間違いなく受賞出来たのに、本当に惜しい。ハリウッドでリメイクもされた(割と出来が良かった)。
「ロボコン」(2003,日) 「がんばれ!!ロボコン」ちゃうよ。「全国高等専門学校ロボットコンテスト」のこと。長澤まさみが可愛い。小栗旬も出ている。
「東京裁判」(1983) 小林正樹監督によるドキュメンタリー映画。上映時間な、なんと4時間37分!!でも僕は公開当時に映画館で一気に観たよ。歴史について学ぼう。
「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ 」(2009,日) 太宰治の小説が原作。吉松隆の音楽がいい。モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞受賞。
「柳川掘割物語」(1987) 製作:宮崎駿、監督:高畑勲によるドキュメンタリー映画。水と人々の暮らしの関係について、じっくりと考えよう。
「不都合な真実」(2006,米) アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞。地球温暖化問題を扱う。
「スラムドック$ミリオネア」(2008,英) アカデミー作品賞・監督賞・作曲賞・歌曲賞・脚色賞など8部門受賞。詳しくはタイトルをクリック。
「沈まぬ太陽」(2009,日) 航空会社を舞台に展開される骨太なドラマ。日本航空ジャンボ機墜落事故がモデルとなっており、御巣鷹山も登場する。
「フォッグ・オヴ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」(2003,米) アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞。戦争に関する考察。
「別離」(2011,イラン) アカデミー外国語映画賞受賞。タイトルをクリックし、レビューへ。
「潜水服は蝶の夢を見る」(2007,仏/米) 驚くべき実話。詳しくはタイトルをクリック。
「告白」(2010,日) R-15指定なので15歳になってから観よう。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」(1985,米) 今更説明するまでもないが、タイム・トラベルものの代表作。PART 2は駄作。同様の趣向の作品として「バタフライ・エフェクト」(2004,米)とか、「恋はデジャ・ブ」(Groundhog Day,1993,米)もお勧め。
「ある日どこかで」(1980,米) カルト映画。兎に角、下記記事を読んで下さい。それが全て。
「大脱走」(1963,米) 捕まっても、捕まってもめげない、不屈の闘志。
「アポロ13」(1995,米) 決断力。
「ショーシャンクの空に」(1994,米) スティーブン・キング原作。ラスト・シーンの爽やかさは空前絶後。
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 今年のアカデミー賞で監督賞・作曲賞・撮影賞・視覚効果賞を受賞。詳しくはタイトルをクリック。
「きっと、うまくいく」(2009,印) なりたいものになれ!
「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994,米) 「人生はチョコレートの箱と同じ。開けてみるまで分からない」アカデミー作品賞・監督賞など6部門受賞。アメリカ近代史を俯瞰する。
「シービスケット」(2003,米) 競走馬と青年の心の交流。
「シックス・センス」(1999,米) いま考えてみると、M・ナイト・シャマラン監督は”一発屋”だったなぁ。これ一本だけで映画史に名を残した(いや、まだ生きてるけどさぁ……)。
「インファナル・アフェア/無間道」(2002年,香港) 香港ノワールの最高作。ハリウッドでリメイクされた「ディパーテッド」がアカデミー作品賞・監督賞を受賞したのはご承知の通り。でも断然、オリジナル版の方がいい。
「キッズ・リターン」(1996,日) 北野武の映画の中で僕が唯一いいと想う作品。久石譲の音楽と相まって、ラスト・シーンには感動する。
宮藤官九郎(クドカン)脚本・監督「中学生円山 」 妄想力の肯定。
塩田明彦監督「どこまでもいこう」(1999) 小学生が主人公だが、過酷な現実を突き付ける結末なので中学生向けかも。塩田監督が同年に撮った「月光の囁き」も好きなのだが、些か変態映画なので中学生にはお勧め出来ない(原作は漫画)。また塩田明彦監督には「害虫」(宮崎あおい、蒼井優)や「カナリア」(谷村美月)といった中学生を主人公にした作品がいくつかあるが、みな内容はハードである。
「舟を編む」 辞書を作ることがどれくらい大変な作業なのか、よく分かる。そして日本語を大切にすることを学ぼう。
「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら夢を見る」 2011年3月11日を契機に日本はどう変わったのか?生々しいドキュメンタリーである。
ピーター・ジャクソン監督「ロード・オブ・ザ・リング」3部作 通してみると無茶苦茶長いけど、中身が詰まったファンタジーの傑作であることは確か。
「やさしい本泥棒」(2013,米) 言葉は人を救う。詳しいレビューはこちらで。
「ソロモンの偽証」(2015,日) 中学生が主人公のミステリー。レビューはこちら。
最後に中学生向きではないかもしれないが、敢えてフェデリコ・フェリーニ監督の「道」(←詳細はクリック!)を挙げておく。僕自身、この映画を中学生の時に観て感動の涙を流した。決して早過ぎることはないだろうと信じる。
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