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2013年5月20日 (月)

「アイアンマン3」 3D 字幕版

評価:A

Iron3

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「アベンジャーズ」から1年後という設定。上の評価を見てお分かりだろうが、「アイアンマン3」は間違いなくシリーズ最高傑作である。脚本・監督を担当したシェーン・ブラックはなんとこれが監督第2作だとか!予算の大きい人気作を新人に託す勇気は凄いね。英断である。そしてその起用は作品の質・興業成績ともに大成功だった。

次から次に色々な出来事が勃発し、目まぐるしいアクション・シーンの連続で一瞬たりとも飽きさせない。映画3本分くらいのアイディアを出し惜しみすることなく注ぎ込んでいる。いやはや恐れ入りました。また悪役ベン・キングズレーのキャラクター設定が秀逸。ひねりが利いている。

愚鈍なマッチョ映画「アベンジャーズ」のキャッチコピー《日本人よ、これが映画だ。》に対し、映画評論家・清水節さんは本作を《アベンジャーズよ、これが脚本だ。》と評した。けだし名言である。

ロバート・ダウニー・Jrは正にはまり役で、このシリーズの彼は水を得た魚のように活き活きしている。シリーズは続くようだが、そろそろ彼にはオスカーを狙える役を演って貰いたい。忘れている人が多いだろうが、彼は1992年にチャーリー・チャップリンを演じ、英国アカデミー賞で主演男優賞を受賞、米アカデミー主演男優賞にもノミネートされた。それだけの実力がある役者なのだ。

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