外山雄三/大阪交響楽団 定期 ~プロコフィエフ没後60年~
4月12日(金)ザ・シンフォニーホールへ。
外山雄三/大阪交響楽団で、
- 外山雄三/前奏曲(2012) 改訂版初演
- ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番
- プロコフィエフ/バレエ音楽「ロミオとジュリエット」
ピアノ独奏は江口 玲(えぐち あきら)。
外山雄三/前奏曲は5分程度の小品。金管の咆哮で始まり、静かな弦に移行する。日本民謡調の節回し。そして最後はリズミカルな祭りとなり、ぐんぐん加速する。吹奏楽で演っても面白いんじゃないだろうか?ただコンクール自由曲としては尺が足りないかも。
協奏曲は江口 玲というピアニストに魅了された。剛直で特に小指が力強い。タッチが明瞭で、バックハウスに近いピアニズムを感じた。またカデンツァが奇天烈でびっくり!リストによるものだそうだ。なんとも珍しい。
ソリスト・アンコールはシューマン/トロイメライ。タメがなく、夢見るようでもなく(トロイメライ=夢)、潔い演奏。大いに気に入った!
「ロミオとジュリエット」は明快で生真面目な解釈。楷書的である。ワクワクするような面白さとか、遊び心がもっと欲しい気もするが、これは指揮者の特性であり、無い物ねだりというものだろう。そもそもプロコフィエフは「冷めた音楽」を書く人なので、こういう解釈もありだと想った。
| 固定リンク | 0
「クラシックの悦楽」カテゴリの記事
- 近況報告(あるいは、なぜ当ブログは最近更新頻度が低下しているのか?)(2025.10.16)
- 映画「マエストロ:その音楽と愛と」のディープな世界にようこそ!(劇中に演奏されるマーラー「復活」日本語訳付き)(2024.01.17)
- キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル in 姫路(2023.11.22)
- 原田慶太楼(指揮)/関西フィル:ファジル・サイ「ハーレムの千一夜」と吉松隆の交響曲第3番(2023.07.12)


コメント