ネストル・マルコーニ&三浦一馬「バンドネオン・ヒーローズ」
12/12(水)兵庫県立芸術文化センター小ホールへ。
ネストル・マルコーニ(バンドネオン)、三浦一馬(バンドネオン)、フランソワ・キリアン(ピアノ)で、
- マルコーニ/モーダ・タンゴ(トリオ)
- バルカルセ/ラ・ボルドーナ(マルコーニ)
- トロイロ/スール《南》 ラ・ウルティマ・クルダ(マルコーニ)
- マルコーニ/ロブスタンゴ(マルコーニ)
- ピアソラ(マルコーニ編)/アストル・ピアソラへのトリビュート
バンドネオン協奏曲「アコンカグア」より2つのカデンツァ
天使の死/来るべきもの/デカリシモ/マリアのテーマ
ブエノスアイレスの夏/アディオスノニーノ(マルコーニ) - ピアソラ/忘却(三浦&キリアン)
- ピアソラ/天使のミロンガ(三浦&キリアン)
- マルコーニ/ティエンポ・エスピラード(三浦&キリアン)
- ピアソラ/リベル・タンゴ(三浦&キリアン)
- マルコーニ/グリス・デ・アウセンシア(マルコーニ&三浦)
- ピアソラ/現実との3分間(トリオ)
アンコールは
- 作曲者不詳/コラレーラ
- ロドリゲス/ラ・クンパルシータ
- マルコーニ/モーダ・タンゴ
「ラ・ウルティマ・クルダ」とは「最後の酔い」という意味だそう。
三浦一馬は1990年生まれ。2006年別府アルゲリッチ音楽祭でマルコーニと出会い、アルゼンチンへ渡る。2008年イタリアで開催された国際アストル・ピアソラ・コンクールで日本人としては初、史上最年少で準優秀を果たす。
師弟共演。その親密さが微笑ましかった。情熱的で攻撃的なピアソラのバンドネオン演奏と比べると、マルコーニは穏やかで落ち着いた感じ。安定感がある。対して三浦くんは若さ故の勢いがあるが、ちょっと危なっかしい面も。
アンコールのラ・クンパルシータは予定になかった曲目で、即興演奏。三浦くんの緊張感がこちらにも伝わってきた。
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