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ホビット 思いがけない冒険 (3D字幕版)

評価:B-

Thehobbit

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「ロード・オブ・ザ・リング」(LOTR)の前日譚「ホビット」は元々2部作として企画が始まった。しかしピーター・ジャクソン監督(←「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロがスケジュールの都合で無念の降板)の思い入れが強いためか内容が膨らみ、製作途中で急遽3部作として公開される仕様に変更となった。にもかかわらず、上映時間2時間50分(休憩なし)はいくらなんでも長すぎる!

例えば主人公ビルボ・バギンズとゴラムが「スフィンクスのなぞなぞ(朝には四つ足、昼には二本足、夜には三つ足で歩くものは何か?)」みたいな問答を延々3題ずつ出し合う場面があるのだが、どう考えても3つはいらんやろ!?原作を尊重し過ぎ。いや、ファンがうるさいのは分かるけどさぁ……。

またビルボは13人のドワーフたちと旅をするのだが、第1章で誰も死なないのがご都合主義で興ざめだ(「LOTR 旅の仲間」は1人死亡)。

確かに特撮は凄い。CGの進化には目を瞠るものがある。しかしストーリーはどうしても既視感をぬぐい去ることが出来ない。余りにも「LOTR」に似ている。旅の仲間に滅んだ王族の末裔がいるのも同じだし。新鮮味がないんだよね。

嬉しかったのは音楽を担当するハワード・ショアの復帰である。実は「LOTR」の後、ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」もショアが作曲したのだが、公開2ヶ月前に突然キャンセルされジェームズ・ニュートン・ハワードと交代となったのだ。理由は映画に対する監督との方向性の違いということになっている。だからこの二人は二度と組まないのではないかと危惧していたのだが、杞憂に終わりホッとした。各キャラクターのライトモティーフ(独: Leitmotiv、示導動機)が懐かしく、また新たなモティーフも加わり、実に心地よかった。

最後にネタバレ……(未見の方注意)。

 

映画のクライマックスで主人公達が絶体絶命の危機に追い込まれると、魔法使いのガンダルフが大きな鷲を呼び救出してもらうのだが、だったら最初からその鷲に目的地まで飛んでもらえば済む話じゃない?と白けてしまったのは僕だけ??

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