« 米アカデミー外国語映画賞、フランス代表「最強のふたり」 | トップページ | 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 【前編】 始まりの物語 »

2012年9月30日 (日)

凰稀かなめ主演 宝塚宙組/銀河英雄伝説@TAKARAZUKA + 宝塚ガーデンフィールズ探訪

兵庫県宝塚市へ。まずガーデンフィールズに足を運んだ。宝塚歌劇のチケットがあれば、観劇日に入場無料となる。

Gin3

様々な草木が咲き誇り、クロード・モネが睡蓮の連作を書いた自宅、ジヴェルニーの庭を想い出した(僕は実際そこに行ったことがある)。

Gin4

庭園の中央に池があり、小川が流れ、ベンチも沢山配置されてゆったり出来る空間だった。次回はここで読書でもしたい。

Gin1

さて「銀河英雄伝説」の台本・演出は小池修一郎。主人公のライハルト役に凰稀かなめ、ヒロイン・ヒルデガルドに実咲凛音、参謀オーベルシュタインに悠末ひろ、朋友キルヒアイスに朝夏まなと 他。トップお披露目公演である。

Gin2

小池作品は大好きでデビュー作「ヴァレンチノ」をはじめ、「グレート・ギャツビー」「PUCK」など初期作品から観ている。今回も分かり易いエンターテイメントに仕上げて入るが、些か舞台化に無理を感じなくもなかった。

原作の田中芳樹によるSF小説は10巻あり(本伝)、さらに外伝が4巻あるという壮大なスペースオペラである。それを休憩時間・フィナーレを除くと約2時間ちょっとにまとめるのは土台、不可能な話だろう。登場人物も多すぎる。もっと大胆に刈り込んで整理できなかったものか?原作への思い入れも分かるが、ごちゃごちゃした印象を受ける。

それから戦闘シーンは基本的に肉弾戦ではなく宇宙戦なので、それをダンス(肉体)で表現する事に違和感があった。全体として照明が暗く華やかさに欠けるし、結論としてこれは宝塚向きの題材と言えないのではないか?

凰稀かなめさんは背が高く見栄えがするし、美しかった。悠末ひろさんはフィナーレの歌が上手かった。実咲凛音さんは「何でこのひとが娘役トップ??」と疑問符が頭の周囲を回った。

| |

« 米アカデミー外国語映画賞、フランス代表「最強のふたり」 | トップページ | 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 【前編】 始まりの物語 »

舞台・ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

子供が好きだったのでどんな舞台になっているか興味がありました。UPありがとうございます!
このガーデン、今年、ロミジュリ観に行ったときに入りました。モネの庭私も行きました。
京都で玉三郎公演の翌日が宝塚ロミジュリの初日だったので。二番手のほうが合いましたか。
宝塚って時々びっくりです。トップお披露目がダブルで。

投稿: hitomi | 2012年11月 4日 (日) 15時53分

hitomiさん、恐らくトップお披露目が役替りというのは宝塚史上初なのではないでしょうか?それだけ劇団が明日海りおさんに期待しており、逆に龍真咲さんの評価が低いことの現れだと僕は想います。

投稿: 雅哉 | 2012年11月 4日 (日) 21時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 凰稀かなめ主演 宝塚宙組/銀河英雄伝説@TAKARAZUKA + 宝塚ガーデンフィールズ探訪:

« 米アカデミー外国語映画賞、フランス代表「最強のふたり」 | トップページ | 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 【前編】 始まりの物語 »