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音月桂 主演/宝塚雪組 ブロードウェイ・ミュージカル「フットルース」

梅田芸術劇場へ。

Foot2

ケヴィン・ベーコン主演の映画「フットルース」は1998年にブロードウェイでミュージカルに生まれ変わった。それが今回、宝塚雪組で上演された。

主役のレンを音月桂、アリエルを舞羽美海。音月さんは格好いい青年役が良く似合う。ただ歌は低音が不安定だと感じられた。

Foot1

またウィラード役の沙央くらま、ラスティ役の愛加あゆが愛くるしくコミカルに好演。アリエルの母親役を演じた早花まこは歌が上手かった。

Foot3

物語は大都会シカゴに育った高校生レンがロックとダンスが禁止された保守的な田舎町ボーモントに転校してくるところから始まる。プロットに無理があり、つまらない。そもそも市の条例でロックンロールが禁止なんてリアリティが無さ過ぎる(ボーモントはテキサス州に実在する)。しかも最後は牧師の一存でロック解禁なんて、あり得ない!

ロック・ミュージカルといえば「ジーザス・クライスト・スーパースター」や「ヘアー」「トミー」「ロッキー・ホラー・ショー」「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「RENT」など数多く観てきたが、それらと比べるとケニー・ロギンスらが参加した「フットルース」は楽曲が右の耳から左の耳にすぐ抜けてしまい、印象に残らない。ブロードウェイの停滞を感じた。

小柳奈穂子の演出はこれが初体験だったが、場面転換が巧みでスピーディ。感心した。さすが小池修一郎演出の「PUCK」(主演:涼風真世)を観て、演出家を志した人だけのことはある。不出来な作品ではあるが、演出家と出演者の力でそれなりに愉しめた。宝塚の(正統的)歌唱法はロックじゃないけどね。

生バンド演奏というのも嬉しかった。東京以外の劇場で(「マンマ・ミーア!」でさえ)厚顔無恥にもカラオケ上演を続ける劇団四季には歌劇団の爪の垢を煎じて飲んでもらいものだ。

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コメント

以前から好みが似てると(勝手に)思い、ちょくちょく拝見しております。映画なら「風と共に去りぬ」、ミュージカルなら「オペラ座の怪人」「エリザベート」。ヅカデビューは「エリザベート」で、以後ライトなヅカファン。他のヅカブログと一線を画す、読み応えのある内容、興味深く読ませて頂いています。今月観劇した作品も「サンセット大通り」「ロミオとジュリエット」「フットルース」と見事にカブっています。(フットルースは観劇日も同じ!)また、楽しい舞台感想期待しています。
私の次回の観劇予定は東宝「エリザベート」です!

投稿: きゅーぽん | 2012年7月21日 (土) 20時29分

きゅーぽんさん、コメントありがとうございます!

東宝「エリザベート」は一路真輝、涼風真世、朝海ひかるで観ましたが、今回のタイトルロールはどうも食指が動きません。日本のミュージカル興行の問題点は宝塚男役出身者ばかりに主役をさせるところにあると想います。観客動員を考えたら仕方がないのですが。その最悪の例が大地真央の「マイ・フェア・レディ」です。史上最高齢のイライザ。ギネスブックに申請すれば受理されるのではないでしょうか?

投稿: 雅哉 | 2012年7月22日 (日) 21時23分

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