日本テレマン協会 定期演奏会/J.S.バッハの夕べ
5月2日いずみホールへ。
日本テレマン協会の定期演奏会。2012年よりテレマン室内オーケストラの首席客演コンサートマスターに就任したウッラ・ブンディース(Ulla Bundies)がドイツより来日、ソロを担当した(指揮者なし)。チェンバロはドイツでクリスティーネ・ショルンスハイムに師事し、現在はアンドレアス・シュタイアーのもとで研鑽を積んでいる高田泰治。フルート&リコーダーは森本英希、出口かよ子。全てJ.S.バッハの作品で、
- 管弦楽組曲 第5番
- ヴァイオリンとオブリガートチェンバロのためのソナタ 第6番
- ブランデンブルク協奏曲 第5番
- 管弦楽組曲 第2番
- ブランデンブルク協奏曲 第4番
アンコールはテレマン/組曲からクーラント。
ブランデンブルク協奏曲 第5番は活発で伸びやか。弦楽器とチェンバロの丁々発止のやり取りがスリリングだった。
管弦楽組曲 第2番は各パート1人ずつ、弦5人+フルート+チェンバロという小編成。小気味いい演奏で特に終曲は超高速でびっくりした。森本さんのトラヴェルソは黒いグラナディラ製のように見えたが、I.H.ロッテンブルグモデルだろうか?
ブランデンブルク協奏曲 第4番はリコーダー2本。生気に満ち、水を得た魚のようにピチピチ跳ねる。
以前日本テレマン協会のミュージック・アドヴァイザーだったサイモン・スタンデイジ(イギリス)が静的な演奏だったのに対し、ブンディースは動的。華やかで聴き応えのあるバッハだった。
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