« 桂文我・宗助/猫間川寄席(3/28) | トップページ | 月亭八天の嘘も誠も都構想! »

笑福亭三喬・柳家喬太郎/東西笑いの喬演

3月30日(金)大阪市立こども文化センターへ。

  • 柳家喬之進/幇間腹
  • 笑福亭三喬/ガマの油
  • 柳家喬太郎/小言幸兵衛
  • 柳家喬太郎/寿司屋水滸伝
  • 笑福亭三喬/祟徳院

喬之進さんは喬太郎さんの弟弟子(師匠はさん喬)で大阪では初口演だそう。ハキハキした高座。

三喬さんの「ガマの油」は先代・文我や先代・春蝶など故人のエピソード(刀の差し裏、差し表)も交えて。また現代のガマの油=テレビ・ショッピングで購入して無駄なものの典型例として「耐火金庫」「高枝切り鋏」「無煙グリル」などを挙げられた。笑福亭は米朝一門と違い「邪魔にならない限り見台(けんだい)・ひざ隠しは置く」という方針だそう。

喬太郎さんの「小言幸兵衛」は「お腹に針を刺す」「ガマの油」など、前の演目のガジェットも取り込む。巧い!マクラでは大阪に初めて客演したとき「おもろないわ、帰れ!」と野次られるんじゃないかと怖かった。ここに来るにはパスポートがいるんじゃないかと思った。それから今日、主催者の人とうどんを食べた際、大阪では普段「けつねうどん」と言わないことを初めて知ったなどといったことを語られた。

寿司屋水滸伝」はなんと、通常東京では使わない見台・ひざ隠しを置いての口演!三喬さんから「使ってみたら」と勧められたそう。「緊張します。別のネタにすりゃあ良かった」喬太郎さんがぎこちなく小拍子をパシッと叩く度に、客席は大うけ。彼は今までに東京で2回だけ講談の釈台を使ったことがあるそうで、その時は「痛風で正座出来ませんでした」と。まことに馬鹿馬鹿しく、愉快なお噺。意味がないのが最高なんだ。最後に「義経千本桜 発端」でしたと(注釈:歌舞伎「義経千本桜」には「すし屋」の段がある)。

三喬さんが松喬師匠に入門した時、世の中は空前の枝雀ブームの真っ只中だった。道頓堀角座で師匠の落語を聴いた三喬さん、「これなら出来る」と感じたそう。また自分の弟子・喬介に入門の動機を訊くと「大学の先輩(講談師)旭堂南青さんに勧められました」と。「『あいつなら無難やろ』と感じたんでしょうな」

祟徳院」はさすがベテランらしく、老練で味わい深い一席だった。

|
|

« 桂文我・宗助/猫間川寄席(3/28) | トップページ | 月亭八天の嘘も誠も都構想! »

古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212850/54370493

この記事へのトラックバック一覧です: 笑福亭三喬・柳家喬太郎/東西笑いの喬演:

« 桂文我・宗助/猫間川寄席(3/28) | トップページ | 月亭八天の嘘も誠も都構想! »