桂文珍独演会@兵庫芸文
3月25日(日)兵庫県立芸術文化センターへ。
- 桂楽珍/煮売屋
- 桂文珍/ルルとララ(文珍 作)
- 内海英華/女道楽
- 桂文珍/帯久
- 桂文珍/ぞろぞろ
落語家としてのキャリアが31年目となる楽珍さん。「煮売屋」を演じるのは30年ぶりとか。
文珍さんは春の選抜高校野球@甲子園で「君が代」を歌う女子高生が清々しかったと言った後で、「唇はちゃんと動いていました」「いっこく堂は困るやろうな」とブラック・ジョークを飛ばし、場内爆笑。
兵庫県は丹波篠山出身の文珍さん。「校長はたぬきでした。生徒の半数はイノシシで、残りは黒豆」また、吉本興業が発売している「面白い恋人」や「東京カブレ」の話題も。
「ルルとララ」は北島三郎や由紀さおり「夜明けのスキャット」、さだまさし「北の国から」、吉田拓郎「人間なんて」など昭和歌謡曲に関するネタ。文句なしに面白い。沢山歌った文珍さん。「芸惜しみはしません」と。
英華さんは「さのさ節」を京都弁や河内弁でやったり、都都逸、「お染・久松 野崎村の段」などを披露。
最初、舞台背景が松だったのを「帯久」では鳥の子屏風に変えて。「この噺は長いんです。でもその割にはおもろいこともないし」と文珍さん。しかし堂々とした風格があって充実した一席だった。
次のマクラでは断捨離(だんしゃり)のこと、「クールビズ ネクタイ取って ヅラ取らず」という川柳を紹介。
妻が髪形を変えたら褒めるべしと説くマニュアル本を紹介し、「前のヘアスタイルも良かったけれど、今度のもよう似合うなぁ」と言わないといけないと書かれていて、「そんなん、言えまっか?」会場が沸いた。
若い世代にも落語の醍醐味を知ってもらいたいと意気込む文珍さん。NHKでワンセグ落語をやる予定だそう。題して「手乗り文珍」こちらも楽しみだ。
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