月亭八天の嘘も誠も都構想!
4月1日(日)天満天神繁昌亭へ。
- 月亭天使/鉄砲勇助
- 月亭八斗/四人ぐせ
- 月亭八天/天神山
- 月亭八方/AKO47 ~新説赤穂義士伝~(八方 作)
- 月亭八天/二階ぞめき
天使さんは視線が泳いでいた。
八斗くんはハキハキして中々良いのだが、目をこする所作などがいまいち面白みに欠けるかな。
来年3月19日に七代目月亭文都の襲名が決まった八天さん。3年前に落語に目覚めたという八方師匠が何故襲名しないのかといえば、「面倒は嫌」だからとか。替わりに自分が人身御供にされたんですと。
「天神山」は”変きちの源助”が本当の変人に見えた。正直言って僕は高座から伝わってくる八天さんの人柄があまり好きにはなれない。これは理屈ではなく、生理的なものだからどうしようもない。ただし、彼が憎たらしいくらい上手いことは認める。隙がない。月亭の中で本格的古典を演じられるのは彼だけだし、文都の襲名は納得がいく。
八方さんの新作を聴くのはこれが三回目。AKB48+忠臣蔵のパロディで、すこぶる出来が良い。塩問屋の秋元康兵衛(あきもとやすべえ)が登場し、赤穂浪士の総選挙を画策するというプロットが秀逸。
「二階ぞめき」は初めて聴いたが、噺が詰まらないので最初は新作かと思った。帰宅後調べると古典落語だったので驚いた。設定に無理があるし、かといって「粗忽長屋」ほどぶっ飛んでもいない。中途半端。
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