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歌舞伎を初体験!

大阪松竹座へ。

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二月花形歌舞伎、夜の部を観劇。16時半開演、約30分の休憩を挟み終演が20時。

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演目は、

「義経千本桜」より”すし屋”
いがみの権太:片岡愛之助 弥助/平維盛:市川染五郎 梶原景時:中村獅童

「研辰の討たれ」(とぎたつのうたれ)
守山辰次:染五郎 平井九市郎:愛之助 平井才次郎:獅童

歌舞伎は初体験だったので、イヤホンガイドを借りた。しかし結論としては不要だった。ライヴの音がステレオで聞こえないし、イヤホンから聞こえる舞台音声(台詞、お囃子)が生音とコンマ数秒ズレて、かえって邪魔。物語は事前に予習していたので、内容が分からないということも皆無だった。

とにかく「研辰の討たれ」が面白かった!大正14年(1925)に初演されたものだそう。仇討ちもので、最後に主人公は斬られるわけだが、これが結構笑えるのだ。悲劇と喜劇は表裏一体だということを改めて感じさせられた。ベースには封建制度、身分制度への批判があり、しかしそれを笑い飛ばしてしまう庶民のバイタリティに溢れている。小市民的で狡賢い主人公の人物造詣が秀逸。また空中戦あり、水の中に派手に飛び込む場面あり、階段落ちあり。「これはスーパー歌舞伎か!?」というエンターテイメント作品。獅童さんの喉の調子が悪く、「落ち着いて話せ」とか「水でも飲むか?」とか沢山アドリブが飛び交ったもの愉快だった。是非、野田版「研辰の討たれ」も観てみたい。

市川染五郎さんがコミカルに好演。また「義経千本桜」における中村獅童さんの隈取は、まるで東洲斎写楽の浮世絵から飛び出してきたのではないかという位インパクトがあった。

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幕間には劇場近くの「はり重」で洋風弁当を購入。2,100円也。ステーキ、ローストビーフの肉が柔らかく、ミンチカツも美味しい。大満足。

観客の8-9割が女性。ひとり客が多い。

僕は今までクラシック・コンサート、落語、狂言、能、文楽、ストレート・プレイ、ミュージカル、シルク・ドゥ・ソレイユなど舞台芸術を色々観て来たが、歌舞伎の客が一番マナーが悪かった。上演中に平気で連れと喋る、ビニール袋のカサカサ音があちらこちらから聞こえる、同じ着メロの携帯電話が5回連続で鳴る……。最低である。松竹芸能もちょっと啓蒙活動を考えるべきではないだろうか。

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