さばのゆ温泉こけらおとし落語会/笑福亭鶴笑の自伝エッセイ出版記念落語会
1月26日(木)大阪・福島にオープンした「さばのゆ温泉」(福島万博2F)へ。
その1Fにある 般°若(パンニャ)は松尾貴史さんがオーナーのカレー屋。
開店当日に行ったら、松尾さんご自身が給仕をして下さったのでびっくりした。メニューはチキン、キーマ、カツカレーの3種類。ルーはさらさら。スパイスが効いて香ばしいが、中辛くらい。東京本店にはチキンとキーマのハーフ&ハーフがあるが、大阪店では未だそれは出来ないそう。今後の進化に期待する。
般°若で腹ごしらえして階段を上る。畳敷きで民家にお邪魔したような雰囲気。
客の入りは13人。
イラクの難民キャンプでもパペット落語をやった笑福亭鶴笑さんは自らのことを「放浪落語家」と。
- しょうもないもん屋(鶴笑 作)
- 鶴笑・遊方/対談
- あたま山(さくらんぼ)
「しょうもないもん屋」は今まで使用されず、押入れに眠っていた小道具が次々と登場。「ジャンピング・コアラ」「ニワトリ」「手乗りパイプオルガン」「びっくりチョンマゲ」「一本箸」そして紙切り芸など。すこぶる愉しい。
遊びに来ていた月亭遊方さんとの対談もあり。
ふたりは昔、桂あやめさん、林家染二(当時・染吉)さんらと共に天王寺にある新宿ごちそうビルで新作落語会を開催していた。オウム大喜利やSM大喜利などもやったそう。答えが面白くないと膝の上にブロックを置く過酷なルールだったらしい。また会社(吉本)からの仕事でギャラが800円だったとか、「ごちそう倶楽部」の東京公演でアンケートに「ただ喧しいだけ」「”ひきの芸”をおぼえて下さい」と書かれたという爆笑エピソードも。
実は鶴笑さんがTwitterで何をしようか迷っていると書かれていたので、「あたま山」は僕がリクエスト。それに応えて下さってとても嬉しかった。まずざっと概要を落語として通し、その後は音楽を入れパペットでパントマイムとして演じられた。「頭山」はSF的シュールな落語であり、これを人形でどう表現するのか注目されたが「アッ!」というアイディアで、ものの見事に難題をクリア。圧巻のパフォーマンスに感動した。これは必見!
最後は著書「世界は広くてせまくて、やっぱり広い! ~お笑い海外武者修行記~」のサイン会となり、お開き。鶴笑ワールドを満喫し、帰途に就いた。
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