50/50 フィフティ・フィフティ
評価:B+
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5年生存率が50%という脊髄の癌を宣告された27歳の青年の話。主人公を「(500)日のサマー」「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演。
脚本家(ウィル・レイサー)の実体験がもとになっており、主人公の悪友(セス・ローゲン)は実際に脚本家の友人で闘病をサポートしたそう。だからリアリティがある。パーティに連れ出し「『僕が癌だ』と告白しろよ、そうすれば同情されて女とやれる」などと助言するとんでもない奴で笑える。コメディ・タッチで深刻ぶらない所がいい。
主人公を担当するセラピストが24歳で、患者を診るのが3人目というのも可笑しい。演じるアナ・ケンドリックがすごくチャーミング。
死を見つめることにより、生の輝きを実感する映画である。必見。
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