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吉坊ノ会(11/17)

山本能楽堂へ。

Kichi

客の男女比は大体1対3くらい。通常、落語会はその過半数を男性客が占めるので、こういう現象は面白い。

  • 誰やねん?/色事根問
  • 桂佐ん吉/池田の猪買い
  • 桂 吉坊/まんじゅうこわい
  • 桂 雀松/星野屋
  • 桂 吉坊/浮かれの屑より

番組の予定では佐ん吉さんからになっていたが、見知らぬ若者が登場し「色事根問」を一席。気風と間がいい。しかし名乗らず退場。名ビラ(演者の名を記したもの)もないので狐につままれたような状態。

次に佐ん吉さん。「いや~前代未聞ですねぇ」「さぁ、《吉坊舞踊の会》開演です!」と。そのままネタに入ろうとするので、客席から「誰やねん!?」と突っ込みが。ここでようやく前座が笑福亭呂鶴さんの弟子、呂好さんだと明かされた。

吉坊さんは師匠・吉朝の七回忌でDVD-BOXが発売されたが、卸値を八掛けで購入した米朝事務所よりもAmazonの方が安かったと(僕も買いました)。そして法事のエピソードを披露。あさ吉兄さんがポトフの仕込みで朝の集合時刻に遅れてきたこと、結局そのポトフを師匠に供えるのを忘れて、弟子たちで食べ尽くしたこと。落語作家・小佐田定雄さんが赤い靴下を履いてきたことなど。「まんじゅうこわい」は数多い登場人物の演じ分けが巧み。また途中挿入される怪談噺「じたじた」の真に迫った描写に、客席は水を打ったように静まり返った。

雀松さんは吉坊さんについて「あの笑顔と風貌に騙される」「もしかしたら、したたかで、むちゃくちゃ悪いやつかも知れません」と評し、場内爆笑に。「星野屋」は軽やかに飄々と演じ、特に若い女性(手掛)が上手い。

浮かれの屑より」は踊りや歌舞伎(吉兆回し、義経千本桜~狐忠信、娘道成寺)など高度な芸が要求されるネタ。上方でやり手は少なく、師匠の吉朝も数回しか演じたことがないという。鳴り物を弟弟子の吉の丞さんに頼んだところ、噺の説明からしなければいけない羽目に。はめもの(お囃子)がふんだんに入り、賑やか。座布団を一周する場面も。吉坊さんは所作が美しく、これが初演ながら見事にこなされた。

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