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2011年11月15日 (火)

ハラがコレなんで

評価:C-

Hara

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川の底からこんにちは」が大傑作だったので、その石井裕也 脚本・監督の新作には大いに期待していたのだが、なんだか裏切られた気持ち。

ヒロイン(仲里依紗)は「粋だね」が口癖。でも映画は粋じゃない。彼女はPositive thinkingの人で、「大丈夫。風向きが変わったら、その時、どーんと行けばいい」という大らかな哲学を持っているが、僕にはそれが「行き当たりばったり」で「脳天気」、実に危うく見える。

彼女が家族や親しい人たちをワゴン車に乗せて福島県に向かい、その大地でどーんと出産するという最後も、意図は分かるがあざといと感じられた。そんなことじゃ問題は何も解決しないよ。

東京の下町(長屋)が舞台で、僕が大嫌いな江戸の人情噺を彷彿とさせる。実際、落語家・瀧川鯉昇(たきがわ りしょう)さんも出演されているし。

それから中村蒼って大根だね。台詞を喋らない方がいいな。

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