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2011年10月19日 (水)

ツレがうつになりまして。

評価:B+

Tsure

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宮崎あおい堺雅人のふたりが醸し出す雰囲気が素晴らしかった!「篤姫」とは全く違うキャラクターでありながら、この親密な空気感。役者って本当にすごいな、と感じ入った。

佐々部清監督の映画は「陽はまた昇る」「半落ち」「チルソクの夏」などを観ているが、どれもオーソドックスな演出で余り感心したことがなかった。だから今回、出来の良さに驚いた。

「ツレうつ」を観ながら感じたのは、人間の弱さと、愛おしさ。そして、うつ病って決して特別な病気じゃないんだなってこと。

大抵の人は落ち込んで「抑うつ状態」になっても、気を取り直して元の状態に戻ってくることが出来るが、中には戻って来れない人もいる。それが「うつ病」である。だから「うつ病」か「抑うつ状態」なのか、病気か、そうじゃないかの境界線は非常に微妙である。誰だってなり得る。そのあたりのことをこの映画は巧みに描く。泣いて、笑って、素敵な2時間だった。

また、途中で挿入される漫画がアクセントになっており、とても効果的。その配分も絶妙だった。

劇中、”ハルさん”(宮崎あおい)は言う。「ガンバらないぞ!」……いい言葉だ。

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