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2011年6月 4日 (土)

TOR I I 講談席「今、敢えてお金儲けを考へる/浪花の商人物語特集」

トリイホールへ。

Torii

  • 旭堂南青/石門心学の開祖 石田梅岩
  • 旭堂南華/はじまりの物語 毛布を作った男たち
  • フリートーク「私たちはこんな仕事をしたことがある」
  • 旭堂南湖/貿易商 毛剃九右衛門
  • 旭堂南海/清酒発見の豪商 鴻池善右衛門

南華さんは大阪府泉大津市の綿製造は全国の98%を占めるという話から真田紐(さなだひも)のことや、明治になってチーゼルから織物を作った話も(詳しくはこちら)。

南湖さんは《人を食ったような》ネタ。毛剃九右衛門(けぞりくえもん)は長崎生まれ。ばくち打ちとなり、後に海賊となって密貿易で金儲けする。そして最後は捕らえられて大阪で裁かれるという「どこが浪速の商人やねん!」というオチ。笑った。

落語「はてなの茶碗」「鴻池の犬」でお馴染みの鴻池善右衛門。祖先が戦国の武将・山中鹿介(やまなかしかのすけ)で、後に伊丹で酒造業者をしていたという来歴は知らなかった。さらに両替商から鴻池銀行→三和銀行→三菱東京UFJ銀行に至るとか。へー!

鼎談では4人の師匠である旭堂南陵(先代)が「おいっちにの薬売り」をしていたとか、原始人講談をしたエピソード、南華さんは阿倍野-堺を結ぶ路面電車・阪堺線の車上で、南海さんは広島-熊本の観光バス内で立ったまま講談をした経験、「卑弥呼は天理生まれ」という設定で講談をした話、「ため池講談」などのエピソードを披露された。

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