« 延原武春/大阪フィル「ウィーン古典派シリーズIV」 | トップページ | 桂文我/柿の木金助 連続口演 其の四 »

2011年6月25日 (土)

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女

評価:B+

Vincere

激烈な映画だ。脳天にアイスピックを突き立てられたようなショックを受けた。公式サイトはこちら

陳腐な邦題は明らかにミス・リーディングと言えるだろう。原題は"Vincere"、「勝つ」という意味だそうだ。つまり「愛」なんてない。

2009年イタリア・フランスの合作。脚本・監督はマルコ・ベロッキオ

本作で全米批評家協会賞主演女優賞を受賞したジョヴァンナ・メッゾジョルノ、そしてムッソリーニとその息子の二役を演じたフィリッポ・ティーミの演技がとにかく強烈だった。

ムッソリーニのカリスマ性、どうして当時のイタリア人たちが彼に熱狂したか理解出来たし、愛人の個性も物凄い。その執着に狂気すら感じさせた。近年も「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)や「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997)などイタリア映画の名作はあったが、どれも比較的おとなしい(優等生的)内容だったような気がする。

ルキノ・ヴィスコンティ、フェデリコ・フェリーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ベルナルド・ベルトルッチらが活躍した時代。「濃厚な」味わいのイタリア映画復活に快哉を叫びたい。

|
|

« 延原武春/大阪フィル「ウィーン古典派シリーズIV」 | トップページ | 桂文我/柿の木金助 連続口演 其の四 »

Cinema Paradiso」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212850/52002908

この記事へのトラックバック一覧です: 愛の勝利を ムッソリーニを愛した女:

« 延原武春/大阪フィル「ウィーン古典派シリーズIV」 | トップページ | 桂文我/柿の木金助 連続口演 其の四 »