矢代秋雄の足跡 下野竜也/大阪交響楽団 定期
ザ・シンフォニーホールへ。
下野竜也/大阪交響楽団 定期演奏会を聴く。

- 矢代秋雄/チェロ協奏曲(独奏:上森祥平)
- 矢代秋雄/ピアノ協奏曲(独奏:野田清隆)
- フランク/交響曲 ニ短調
大阪で日本人作曲家(関西出身者以外)の曲を聴く機会は殆どない。だから矢代秋雄(東京都出身)が聴ける機会は大変貴重であり、嬉しかった。
チェロ協奏曲は神秘的な歌に満ちた音楽。矢代が留学先のパリ音楽院で師事したメシアンを彷彿とさせる。最後の静寂も良かった。雄弁な上森さんのチェロも印象的深い。
ピアノ協奏曲はパンチが効いており、独奏とオケの丁々発止のやり取りがスリリング。畳み掛ける下野さんのドライブは万全だった。第2楽章の執拗なオスティナートは、やはり矢代が師事した伊福部昭みたい。
フランクは第1楽章序奏から動的な表現。テンポを積極的に動かし、途中遅くなりすぎて停滞感があったのが残念。第2楽章は繊細でビロードのよう。第3楽章は音楽が躍動する。
フランクでは些か大阪交響楽団の弦の弱さが気になったけれど(この点に関しては大フィルの方が一枚上手)、矢代秋雄は満足度が高かった。
| 固定リンク | 0
「クラシックの悦楽」カテゴリの記事
- 近況報告(あるいは、なぜ当ブログは最近更新頻度が低下しているのか?)(2025.10.16)
- 映画「マエストロ:その音楽と愛と」のディープな世界にようこそ!(劇中に演奏されるマーラー「復活」日本語訳付き)(2024.01.17)
- キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィル in 姫路(2023.11.22)
- 原田慶太楼(指揮)/関西フィル:ファジル・サイ「ハーレムの千一夜」と吉松隆の交響曲第3番(2023.07.12)


コメント