講談まつり@動楽亭 (6/19)
動楽亭へ。
- 旭堂南斗/雷電の初相撲(「寛政力士伝」より)
- 旭堂南湖/谷風の情相撲(「寛政力士伝」より)
- 南湖・左南陵・南左衛門/座談会「講談の歴史と講釈師について」
- 旭堂左南陵/酒井の太鼓(「三方ヶ原軍記」より)
- 旭堂南左衛門/扇の掟(「水戸黄門漫遊記」より)
南湖さんは動楽亭に新たに導入された座椅子について「我々は”グリーン車”と呼んでいます」と。「座り心地がいいから居眠りする人が続出するんです」
「谷風の情相撲」は「佐野山」というタイトルで落語家も演じるようだ。
座談会では講談の歴史が語られた。今から500~550年前の「太平記読み」に起源を発し、江戸時代は「講釈師」と呼ばれ、明治になってから「講談師」になったと。
「扇の掟」には御用飛脚が登場。これは継飛脚(つぎびきゃく)とも呼ばれ、公儀の飛脚。書状・荷物を入れた「御状箱」を担ぎ、「御用」と書かれた札を持ち、二人一組で宿駅ごとに引き継ぎながら運んだという。
巧みにリズムの変化をつけじっくり聴かせる南湖さん、豪快で迫力ある語り口の左南陵さん、そして軽やかで可笑しみのある南左衛門さん。それぞれ個性が違う芸を堪能した。
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