映画「SOMEWHERE」
評価:D
映画公式サイトはこちら。
ソフィア・コッポラは元々嫌いだ。そもそも彼女のイメージを悪くしたのが、女優として出演したパパ監督の映画「ゴッドファーザー PART III」。精神的問題で急遽降板したあのウィノナ・ライダーの代役だぜ、信じられる!?ゴールデン・ラズベリー賞でワースト助演女優賞とワースト新人賞を受賞したのもむべなるかな。映画自体どうしようもない駄作だが、ソフィアの容姿・演技は正に悪夢であり、僕のトラウマとなった。
彼女が脚本・監督し、アカデミー脚本賞を受賞した「ロスト・イン・トランスレーション」も実に退屈な映画であった。
で、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した「SOMEWHERE」である。この時の審査委員長はクエンティン・タランティーノ。はっきり言う。タラちゃん、アホちゃう?いくら監督が元恋人のソフィアだからといって、こんなあからさまな身贔屓はないでしょう。
救いようがないくらい退屈な映画。雰囲気(何となくお洒落なムード)はあるが、中身は空っぽ。皆無である。そもそも異国で感じるアメリカ人の孤独感がテーマって、「ロスト・イン・トランスレーション」の焼き直しじゃない?実に下らない。エル・ファニング(ダコタの妹)が可愛かったのが唯一の救いだった。
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コメント
あの映画祭、タランティーノ監督が熱烈なアメリカ映画支持を表明した形となり、無視されたご当地イタリアからも不満の声が出たとか
そういえば三池監督の13人の刺客も出品されてましたね。今、アメリカで上映中でそこそこ評判がいいみたいです。カンヌにも出品されるみたいですが雅哉さんは三池監督作品、どう評価されますか?
投稿: 山本山 | 2011年5月 3日 (火) 11時29分
山本山さん、久しぶりのご帰還ですね。コメントありがとうございます。
三池映画には興味がないのです。だから「十三人の刺客」も観ていません。あ、でも「ヤッターマン」は面白かったですけれどね。
投稿: 雅哉 | 2011年5月 3日 (火) 23時49分
そうですかー自分もgozuとオーディションが好きだけどそれ以外観た記憶はないんですけどね。でもこの方、映画作家としてはいまいちかもしれませんが、男性を活かすような資質ある気がするんですよ。時代劇が取れなくなったと言われる昨今、三池リメイク路線にちょっと期待してるんです。
投稿: 山本山 | 2011年5月 8日 (日) 00時15分