桂吉弥「ちりとてちん」/繁昌亭ゴールデンウィーク特別興行 5月4日第1回(朝席)
5月4日繁昌亭へ。朝11時開演。
- 桂 鯛蔵/動物園
- 桂 吉弥/ちりとてちん
- 桂 三風/農といえる日本(三風 作)
- 笑福亭智之介/マジック
- 桂 文太/火焔太鼓
- 内海英華/女道楽
- 桂 文喬/研修医 山田一郎(文喬 作)
- 月亭八方/猿後家
吉弥さんは自身が出演した「ちりとてちん」から「てっぱん」に至る朝の連続テレビ小説に触れてから本編へ。演り慣れた鉄板ネタ。僕は「繁昌亭らいぶシリーズ」DVDや実演も何度か聴いているが、工夫が凝らされどんどん面白くなっている。茶碗蒸しの具にまつわる件から海老蔵の話題となり、「真っ赤だから酔ってるな」と。このあたりのくすぐりが上手いねぇ。酒と肴に舌鼓を打ち、口笛をヒューとやるところが本当に美味しそうで、僕は好きだな。文句なしの一席。
三風さんの新作に感心したことは余りないのだが、今回は世相を反映していて割りと良かった。ただしサゲはいまいち。
文太さんは「落語を楽しむためのあいうえお」をマクラに。飄々とした名人芸を堪能。
英華さんは今までひとりしかいなかった女道楽に喜味家たまごさんが加わったことを歓び、是非コラボもしたいと。
八方さんで「猿後家」は初めて。女性の描き方が品があっていい。
豪華メンバーだけに、満足度が高い会だった。
| 固定リンク | 0
「古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事
- 映画「オッペンハイマー」と、湯川秀樹が詠んだ短歌(2024.06.15)
- 柳家喬太郎 なにわ独演会 2023(2023.10.11)
- 柳家喬太郎独演会@兵庫芸文 2023(2023.06.23)
コメント