トリは桂よね吉〜動楽亭昼席(5/1)
5月1日、動楽亭へ。
4月に導入されたという、座椅子は初体験。
ふかふかで座り心地が大変いい。席亭のざこばさん、太っ腹!高座から見下ろすと「観光バスで喋っているみたい」と感想を述べる噺家さんも。
- 鞠輔/子ほめ(開演前勉強中)
- 鯛蔵/動物園
- まん我/始末の極意
- あさ吉/軽業
- 米輔/植木屋娘
ー仲入りー - ざこば/強情
- よね吉/住吉駕篭(駕籠)
初めて聴いた鞠輔さん、勉強中だから言い間違いが多いけれど、声はよく出ている。
鯛蔵さんはスピード感があり、熱演。
「ぼんやりと聴いてください」というまん我さんに共感。もし電気の供給がなくなり真っ暗になっても出来る落語という芸能は「災難に強い」とも。上手いこと言うなぁ。これがちゃんと本編へのしこみ(伏線)になっている。
またあさ吉さんはマクラで米團治さんの一番弟子・米市さんが行方知れずだと。「連絡が取れないんです。入門して二年半、もうすぐ年季明けだったのですが・・・どなたかご存知ありませんか?」帰宅して調べてみると既に米朝事務所や上方落語協会の名鑑から名前が削除されており、師匠のブログによると廃業だそうである。彼の初高座を聴いていたことを想い出した。
よね吉さんの「住吉駕籠」は初めて聴いた。酔っ払いの登場で切られることが多いが、マクラで「雲駕籠(=雲助)」の説明をしてからきっちり最後まで。彼の芝居噺はパーフェクトなのだが、このネタは泥酔の表現力に些か難を感じた。まぁ未だ若いし、これからだね!
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