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2011年4月 1日 (金)

トゥルー・グリット

評価:B+

Truegrit

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僕が今まで観たジョエル&イーサン・コーエン兄弟の映画を列挙してみよう。

「ミラーズ・クロッシング」「バートン・フィンク」(カンヌ国際映画祭パルム・ドール&監督賞)「未来は今」「ファーゴ」(カンヌ国際映画祭監督賞)「オー・ブラザー!」「ノーカントリー」(アカデミー作品賞&監督賞)の6作品。

この中で「面白い」と思ったのは一本もない。しかし今回の新作は観ていて何とも心地よく、とても良かった。西部の町並み、ならず者、酔いどれの保安官、殺された父親の敵討ち。昔懐かしい”西部劇”の匂い。

いつか見た映画、いつか見た夢

その記憶が再び、映画として蘇った。終盤に保安官が少女を馬に乗せて駆ける場面はジョン・フォード監督の名作「捜索者」(The Searchers)を彷彿とさせる。

"true grit"とは「真の勇者」のこと。映画を観て帰宅してから知ったのだが、これはジョン・ウエインがアカデミー主演男優賞を受賞した「勇気ある追跡」(1969)のリメイクだそうだ。原題も同じ。

ただし単なるノスタルジーに終わらないのがコーエン兄弟らしいところ。

復讐を誓う14歳の少女マティ・ロス役を、本作が映画初出演となる新星ヘイリー・スタインフェルドが演じた。彼女の強い意志を持った真っ直ぐな眼差し、目力が素晴らしい。ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンら他の役者陣も好演。

アカデミー作品賞、主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)、助演女優賞(ヘイリー・スタインフェルド)、監督賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、録音賞(Sound Mixing)、音響編集賞(Sound Editing)の10部門にノミネートされた(受賞なし)。

必見。

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