笑福亭福笑・たま/たった二人の一門会
2月5日(土)繁昌亭へ。補助席もいっぱいの大盛況。
- 笑福亭たま/山寺瓢吉(福笑 作)
- 笑福亭福笑/幽霊狂詩曲(福笑 作)
- 笑福亭たま/初天神
- 笑福亭福笑/口入屋
「『山寺瓢吉』を師匠の前で演じるのは今回が初めて。また古典『初天神』は師匠より先に覚えたネタなので、二重の意味で緊張します」と、たまさん。
その「山寺瓢吉」は脱獄犯が人質をとって立てこもる噺で、過剰な登場人物たちがすこぶる面白かった。
「初天神」は生意気な息子の描き方が秀逸。キレる父親が、物語の進行と共に次第に幼児化していくのがいいね。
福笑さんは「世相のアラで飯を食うのが我々芸人」であると、大相撲の話題をマクラに。力士は「はだか芸者」であり、エンターテイナーたれ、という持論を展開。成る程と首肯した。「過激だ」と評されることもあるが、どうしてなかなか福笑さんは理性的な人である。
好色な番頭が最高に可笑しい「口入屋」にも大満足。終演後「笑い疲れたね」と客席の声。天晴れなり!
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