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ブルックナー/交響曲第9番でオーケストラ実力診断

来る2月17日(木)、18日(金)の定期演奏会で大植英次/大阪フィルハーモニー交響楽団ブルックナー交響曲第9番を取り上げる。同じプログラムで東京公演も予定されている。

このシンフォニーはオーケストラ、特に金管の実力が問われる難曲である。

特に厄介なのが終楽章(第3楽章)コーダ(終結部)におけるホルンおよびワーグナー・チューバの約20秒に及ぶロングトーン(同じ音を長く伸ばすこと)。ここでピッチ(音程)をピタッと合わせるのが極めて困難なのだ。

僕は金管楽器を吹いた経験があるので分かるのだが、最初のチューニングで音程を合わせていても、演奏しているうちに楽器が温もってくると、次第にピッチが変化してくる。だから曲の終盤になると音のズレが生じるのである。そこを唇のコントロールや、息の風速(音圧)で微調整するのがプロの腕の見せ所となる。

大植/大フィルは2008年7月9日にこの曲を一度演奏している。

この時の金管はまことにお粗末であった。問題の箇所でロングトーンのピッチが全く合っておらず、ウォンウォンと音がうねっていた。これはライヴCDとして発売されているので僕が言っていることが嘘か真か、ご自身の耳で確認してみて頂きたい。

一方、2000年5月25日に朝比奈隆がNHK交響楽団を振ったこのシンフォニーの演奏を聴いてみると、しっかり最後が合っていた。ここで如実に実力差が現れていたのである。

さて、あれから3年。大フィルは果たして進化したのだろうか?ブルックナーの「最後の音」に注目!

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